愛すべきゆるーいドラマ - 猫侍の感想

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猫侍

3.503.50
映像
4.00
脚本
3.50
キャスト
4.00
音楽
4.00
演出
3.50
感想数
1
観た人
1

愛すべきゆるーいドラマ

3.53.5
映像
4.0
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.5

目次

主演猫の玉之氶は3匹

本作品でメディアでも超有名になったタレント猫「あなごちゃん」の他に、劇中には替え玉猫が2匹存在しているようです。いわゆるトリプルキャストです(笑)当方猫経験は40年以上になりますが、猫の顔の違いぐらいすぐに見破れます。同じ白猫を使えば視聴者を誤魔化せると思ったら大間違いです。よーく見ていると、顔のアップやメインのシーンは当然あなごちゃんなのですが、あなごちゃんに混ざって割とちょこちょこと、ちょっと面長の仔、ちょっとお年を召したような仔が登場します。まあ、動物を使うドラマや映画ではダブルキャストくらい割とあることだとは思いますが、私に言わせれば明らかに顔が違うので(笑)と、そんなツッコミを入れながら見れるというところも、このドラマの楽しみ方のひとつだと思います。

タレント猫達のゆるい演技

そもそもお猫さまに演技をさせるということ自体に無理があると思うのですが、劇中の猫は割とビビりまくってます。猫が明らかに顔や体をこわばらせてビビっているのに、強引にストーリーを引っ張っていくシーンが所々に散りばめられています。人間の役者さん達は猫がそんなでもそれっぽく強引に自分達の演技をしてるので、大変だと思いつつもおかしくなりますが(笑)猫好きとしてはそんなところにばかり目がいってしまいますね。まあ、そんなことを差し引いても、その場におとなしく居られるタレント猫さん達はさすがというか、あっぱれだと思いますが。

愛すべき脱力系ドラマ

言うまでもなく、本作品は猫がメインのドラマなのですが、北村一輝さんの侍役もかなりインパクトがあります。侍に有るまじきかなりの顔の濃さです。しかしその顔の派手さとは対象的に、役柄も演技も地味です。ダメなお侍さんを地味〜に演じており、いつもの軟派な北村一輝とは一味違います。そして猫の抱き方や扱い方が異常に上手いです。まあ、もちろん指導も受けられるのでしょうが。もっとストーリーや他のことにに集中したいのにわたし的にはどうしても猫にばかり気がいってしまう、そんなドラマですが、全体的に作り手の「愛」を感じます。そして、ちゃんと見るとストーリーも時代背景も意外としっかりしてます。根本的にはしっかりしているドラマだからこそ続編や映画にまでなったのだろうと思いますが。しかし個人的には深夜に「あ、猫かわいい〜」とゆるーく見たい、またゆるーく見せたいであろう、そんなドラマだと思います。

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