音楽好きな人も興味を持つ - 続ハーメルンのバイオリン弾きの感想

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続ハーメルンのバイオリン弾き

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キャラクター
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設定
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演出
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1
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1

音楽好きな人も興味を持つ

4.04.0
画力
4.0
ストーリー
3.5
キャラクター
4.0
設定
4.0
演出
4.0

目次

テレビアニメやアニメ映画、ゲームにもなった

エニックスの少年ガンガンから発表されたファンタジーRPG風のマンガ、渡辺道明

先生によるものです。RPGといえば武器や魔法で敵と戦い勝利を得るというのが基本ベースなのですがこのマンガで使われている魔法は魔曲と呼ばれて音楽をモチーフにしているものなんですね。

かの有名な「超時空要塞マクロス」もリン・ミンメイの歌で敵の戦意を失わせるという設定が入ってますがこちらは戦意を消失させるというより音そのものが魔法で敵に攻撃する武器となっているところが違いなのでしょうか。確かにこの設定はとても美味しかったと思います。

コミック版?アニメ版?

この音楽が武器という、これだけで作品としてしっかりと一本立ちしてしまいます。だからアニメーションになるともちろん音も出るのでマンガよりアニメかなと思っていたのですが

アニメ板がシリアス過ぎて息抜きの暇がなかった。何だかちょっと暗いお話になったのが残念。原作のギャグシーンを一掃してシリアスなアクションやドラマで魅せる方向にいったので。なのでコミックだと笑えたりするのでどちらが好みかという読者の選択肢になるのかなと思います。

音楽の作曲家が田中公平先生なのでその辺りはそれですごくアニメの方も楽しめる要素があるのですが個人的には公平先生の音楽をバックグラウンドにコミックを読書するというスタイルが好きです。特にオープニングやエンディングの主題歌は自分の中で歴代ベストに入っているのですよ、だからそれも聴きながら読む!

 

キャラクターの設定がすごく細かく物語に刻まれる

主人公の生まれとか、とにかくそれぞれの生い立ちが割と重い感じでファンタジー世界の中でのリアリティーがあります。実際にはあり得ない部分を本当のファンタジーリアルにしてみせているのが偉いと思いました。だから対象年齢もちょっと上の人でも楽しめると思います。マンガを読んでいる途中でこのキャラの設定はどうだったっけなあ、と忘れるくらい本当は情報が多いんですがそれらをきちんと記憶しておいて読むとより楽しめる感じになっていると思います。もちろん全ての設定を忘れてしまっての途中参加も十分できますが。最近は異世界ものRPGの一部のネタだけを使った派生的な作品などが多く刊行されていますが「ハーメルン」は本当のところ、正統派で1本の成り立ったファンタジー作品なのでこういう本格的なのを知っていると他のファンタジーRPGの存在も分かりやすいですよね。

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