主人公が面白いキャラクターデザイン - ROD READ OR DIE - リードオアダイの感想

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ROD READ OR DIE - リードオアダイ

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主人公が面白いキャラクターデザイン

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ストーリー
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音楽
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目次

作品タイトルについて

「R.O.D-READ OR DIE-」という作品タイトルは主人公、読子・リードマン(よみこ・りーどまん)を指したものだと考えられます。

主人公の名が示すように、読書することが大好き、本への執着は凄いものを感じさせます。読書すること、または「本」そのものに命を懸けていると感じさせます。一般的な表現に、「DEAD OR ALIVE(デッド オア アライブ)」というものがあり、意味は「生か死か」です。その表現をもじっているのだと考えられます。

作品サブタイトルである「READ OF DIE」は、「読むか死か」と訳すことができます。まさに読子そのものを指したユニークな表現なのではないでしょうか。

そして、「READ OR DIE」の頭文字をとって、「R.O.D」としているメインタイトルにも新しい印象を抱くことができます。今では、タレントでありミュージシャンである「DAIGO」が火付け役となり、三文字アルファベットで略すことは一般的になりました。そして、企業においても、大垣共立銀行が「OKB」とアルファベット三文字の略称を打ち出しています。

それだけ、こういった略し方が社会に定着してきたことの表れなのだと思います。

しかし、「R.O.D-READ OR DIE-」というOVA作品において、発売されたのは2001~2002年であり、こういった略し方が一般化する以前のことです。当時の時代背景として、とても斬新な命名であったと捉えることができるのだと思います。

「R.O.D」と略すことで、作品タイトルを覚えやすいものにして、OVA作品の浸透を図ったのだと考えられます。

今の三文字アルファベットに略す風潮の先駆けといえるOVA作品なのかもしれません。

主人公の魅力

「R.O.D-READ OR DIE-」を語る上で、主人公である読子の魅力は大きいものだと考えられます。

外見においては、身だしなみや女性らしいお洒落を全く気にしていない様子は、面白い設定だと感じられます。そういった描写も、「本」に対する強い愛情を、暗に強調するものになっています。また、お洒落を気にするイメージの強い女性の印象を覆している点が、観る側の予想の範疇を超えたところにあるのだと感じられます。

主人公、読子の「読書愛」という強烈な個性を強調させつつ、お洒落を気にしない事実も強い個性として成り立っているように思います。

また、お洒落を気にしない点は女性らしくありませんが、恋愛話に花を咲かせ、女子トークしている女性らしさを強調する場面も描かれていました。その部分は、観る側に女性らしさという観点で、ギャップを演出するものになっていると考えられます。また、読子そのものの声は可愛らしい印象であり、意図的に女性らしさを打ち出しているのではないでしょうか。

そして、読子の女性らしさを強調するものとして、胸の大きさが挙げられると思います。

他アニメ作品では、登場する女性人物は全て胸の大きいキャラクターにされているものも少なくないように感じます。代表例でいえば、「ワンピース」や「最遊記」など、胸の大きい女性人物そのものが、原作者の画の個性になっていることも少なくなりません。

しかし、「R.O.D-READ OR DIE-」においては、登場する女性人物の全員、胸が大きいわけではありません。ジョーカーの秘書的な存在である、ウエンディは普通サイズ、もしくは貧乳キャラクターだといえます。その事実からいえることは、主人公の読子は、意図的に胸の大きなキャラクターとしてデザインされていることです。

そして、それは読子の女性らしさを強調する狙いだったのだと考えられます。

ユニークな敵役

敵役として挙げるべきなのか悩みますが、読子と同じくエージェントとして登場したナンシーにおいても、面白いキャラクターデザインだと思います。主人公の読子と比較してみると、女性らしさのど真ん中として描かれていたのではないでしょうか。

エロさを強調したコスチュームは、その象徴だと考えられます。また、恋愛要素が、アニメ本編の中で唯一描かれていた存在です。ナンシー自体の本心がなかなか明かされない部分においても、男性目線から映る女性像そのものなのではないでしょうか。

男性から映る女性という存在の印象は、不思議に感じることの多いものだと思います(笑

また、同じ姿をしたクローンが描かれていたのも、OVA作品としての面白みに貢献していると思います。格闘ゲームの同キャラ対決がアニメーションで実現されているのは、映像としてもユニークなものに感じました。

さらに、平賀源内や一休さんという歴史上の人物をモチーフとしたキャラクターデザインをされています。

これは観る側が持っている偉大な印象を、そのまま強大な敵のイメージとして転化することができます。これだけのことで、主人公たちに課せられたハードルが高くなっているのではないでしょうか。

物語を面白くしようとする工夫が垣間見えます。

また、読子の読書好きな設定と、歴史上の人物という構成は、イメージが合致するものがあるように思います。歴史上の人物は、文献や書物に記されている印象が強く、主人公である読子の「本」の印象を反映したものだと考えられます。

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