ウルトラマン40周年記念の作品
歴代キャストも見れて、親も子も楽しめる
ウルトラマン40周年記念作品として作られているそうで、製作側も相当気合が入っているのかな?歴代のウルトラ兄弟も出演し、タロウ、セブン、エースなど親世代が見てきたウルトラマンが出てくるので、親も子も一緒になって興奮できました。メビウスが「兄さん達」と慕っている様子、そして、先輩ウルトラマンたちがメビウスに助言したり叱咤激励する姿など、子どもが昭和のウルトラマンに興味を持ってくれて親としては嬉しい一幕もありました。
特におもしろかった回
やっぱり「日々の未来」がイチオシです!メビウスが助けられなかったヒロトの姿でヒロトの父親に会った時に、最初は拒絶されたが「君の日々の未来に幸あれ」と言われたことから「ヒビノ ミライ」と名乗ることになった。みんなを助けるためにヒロトが犠牲になるシーンなど、子どもと一緒に見ながら私がものすごく泣いてしまった(笑)。録画して何度見ても何度も泣けるシーンです。メビウス役の五十嵐君が、この回でものすごく台詞が棒読みで、一瞬「はっ!?」と思ったのですが、始めて地球に来て、まだ慣れない言葉をしゃべっているからだと解釈すれば合点のいく演出でした。
他にも、「絶望の暗雲」もよかったです。GUYSがメビウスを守ると結束する場面や、市民がメビウスを追放しないように声を寄せる場面など、感動しました。自分達に危険が及ぶと分かっていても、メビウスに感謝し守ろうとする人間の姿は子どもたちにも良い教訓になると思います。ザムシャーが「守るとはこういう事なのか・・・」と理解し消えていくシーンも守るものがあるから人は強くなれるというメッセージ性の高いシーンでした。
ウルトラマン史上前例がない大バトルが見どころ!
絶望の暗雲の回でガンフェニックスが墜落するシーンは戦慄が走りました。それほどまでに強敵が表れたという事を知らしめるためなのか、今までなかった事なので、ビックリしました。GUYSの基地が破壊されるのも、回のタイトル通り”絶望”をとことん見せつけてくれました。本当に地球は侵略されてしまうんじゃないかと思いました。街が破壊されるシーン、これはCGじゃなくてミニチュアでやっているんですね!現代のCGでもスゴイですが、やっぱりミニチュアで表現すると破壊シーンがリアルですごかったです。エンペラー星人がじわりじわりとメビウスや地球人を追い込んでいくあたり、まさに悪の限りを尽くしている感じで臨場感が出ていました。
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