あらすじを理解してからだとより深くみれるでしょう。たぶん…。
この映画をみるきっかけの動機が不純だった…。
と見始めてしばらくしてから反省した。
あらすじも役者もなにも考えず
「好きなマンガの巻末についていた作者の見た映画にのってた!みてみよう!」と思ってレンタルしてみちゃダメだった。
主役のポネットちゃん役の子はかわいい。本当に、白人の子どもはかわいい。
でも、基本的に淡々として話はすすむ。山や谷はあるのだけど、私には、ひたすらたんたんといつの間にか話がはじまって、かわって…。と感じられた。
なぜだろう?
恐らくはフランス語だろう。まったく、これっぽっちもなじみのない言語に訳も固い字幕だった。
これじゃ、感情も入らない。
そして、一つのセリフが長い。これはフランス語だからなのか、この作品のよさなのかは賛否が有るだろうが、幼い子役が覚えて演じている。と考えると脱帽する。
そのせいではなく、演出なのだと思うが、ポネットちゃんはあまりこちらの感情を揺さぶるような子どもらしい喜怒哀楽を激しくあらわさない。
従兄弟たちに遊びに誘われて断るときも、ママがいないことを強調されても、冷静に自分の思いを貫こうとする。悲しい思いや怒れる気持ちを押し殺している冷静さ。ではなく、本当に業務の用な淡々とした冷静さに驚く半面、
「これが以外とリアルなものなのかもしれないな。」とある種の人としての暗い部分を子役に見せつけられているようだった。
いや、母が死んだという現実が受け入れられないからこそ、混乱をして一見冷静とも見えるように心を閉ざしていることをあらわしていたのかもしれない。
そうやって考察しても話の盛り上がりがわからないから、結局「ポネットちゃんはかわいい。けど、なにがどうしてそうなったの?それでよくないでしょ。」
になる。
以外と子どもと一緒にみた方が、子どもが解説をしてくれるかもしれない。
そんな大人になると忘れてしまったような感情が隠されているような気がする映画だった。
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