素晴らしい！ - ジョニー・イングリッシュ　気休めの報酬の感想

まずこの映画は僕が見た映画の中でダントツナンバーワンで好きな映画だということを伝えておきたい。

話の構成、ところどころに散りばめられるギャグ、美しい女性とのちょっとした交わりなど、全てがパーフェクトに面白かった。

映画のはじめ、中国の奥地で股間を鍛えるシーンが本当にくだらなくて笑わされた。その股間が最終的に敵を倒す武器になっていたのも、話の辻褄が合っての「なるほど〜」という感想ではなく、やはり笑わされたのだ。

中盤でも、超高速の車椅子で市街地を駆け回るシーンや、しれっと猫を落とすシーン、会議で椅子の高低の調節が壊れて上がり下がりが止まらないといったシーンなど、笑わせてくるシーンが盛りだくさんのこの映画。雪山でも、必ず静かにしていなければならない場面で、大きな音を出す機会を作動させてしまうあたりも、ドジだけど憎めない演出がなされていると思う。

様々な個性のある殺し屋や敵たちとの対決もひとつひとつが鮮明に思い出せる程のめり込んで見てしまった。

ミスタービーンで有名な主演俳優だが、ジョニーイングリッシュとしての地位をこれからはより確立して欲しいと思う。そして、これからも第3弾、4弾と続編を世に出して行ってほしいと思っている。