アクションシーンが鳥肌ものです。 - 香港国際警察/NEW POLICE STORYの感想

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アクションシーンが鳥肌ものです。

4.84.8
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.8

冒頭のジャッキーチェンの酔い潰れた姿からは、想像もできないくらいすごいアクションシーンの連続でした。冒頭のシーンは、話の序盤でジャッキーチェンが起こしてしまった失態が招いた事態だということが後に映画を見ているとわかります。

主演はジャッキーチェン(以下主人公)です。主人公率いる警察達と、裕福な家庭にいながらも警察に恨みがある、または過保護に育てられたためわがままである男女合わせて5人組の集団との長い戦いの物語です。この物語の中での戦いでは、主人公の仲間の警察達が多数亡くなってしまいます。主人公の婚約者も負傷してしまいます。さらには主人公は他の警察達の信頼も一時は失ってしまいます。主人公も一時は自信をなくしつつも、正義感を持って亡くなった仲間達や大切な人達のために、犯罪を繰り返す5人組の集団と最後まで戦い続けます。

物語の重要人物は、主人公側は後に「相棒」と呼ばれる人物です。悪役の5人組の中では、「リーダー格の男」と5人組の中で「紅一点の女」です。

物語の序盤から中盤にかけて突然自らを主人公の相棒と呼ぶ人物が表われます。彼は物語の終盤まで正体が証されません。主人公も周囲の警察達も彼を怪しみますが、彼は事件の捜査や主人公に多大な影響を与えていきます。

悪役の5人組のリーダー格の男の父親は警察です。警察内でもかなり上の立場にいます。仕事熱心で家庭内では絶大な権力を持っています。リーダー格の男の母親は過保護な母親です。彼は、警察である父親に恨みがあります。父親への恨みがつのり、

彼は凶暴な性格をあらわにすることがあります。ですが、本来は優しく気弱な性格であると見ていてそう思います。

悪役の5人組の中で唯一人の女子メンバーの女は、見ていると、一見リーダー格の男のガールフレンドにも見えます。ですが、リーダー格の男は彼女に冷淡な態度をとることもあります。この2人の中には恋愛は成立していないのかもしれません。冒頭の戦いのシーンで、5人組はお面をかぶり警察達と戦いました。その時に1人の警察にお面をとられ、彼女だけ警察側に顔がばれてしまったことがきっかけとなり、後に事態が大きく動いていきます。

主演のジャッキーチェンの年齢を感じさせないアクションシーンや、たくさんの建物をも巻き込みながら行うアクションシーンと心理戦のスケールの大きさには何度見ても興奮します。

唯一気になったのは、悪役の5人組の1人1人の戦闘スキルがもっと高いと張り合いがあって面白いと思います。個人の戦闘シーンがリーダー格の男ともう1人のメンバーの男のみで、女性メンバーは足を引っ張ってしまう場面が目立ち、残りのメンバーもあまり目立っていませんでした。5人揃うと強いのですが、劣性になった時の序盤との勢いの差が激しいと思いました。

全体的には、とても見ごたえのある作品だと思います。

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