風車小屋ねこカッチェの評価
風車小屋ねこカッチェについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
風車小屋ねこカッチェの感想
実際にあった話
カッチェは、風車小屋に勤める青年ニコに飼われている猫。ニコには家族ができて、何でもカッチェの自由というわけにはならなくなっていきます。それでも、赤ちゃんのアッネケのことは大事にしているカッチェ。ゆりかごで一緒に寝たがったり、揺らしてあげたかったり。ニコの妻は渋い顔ですが、後にカッチェの行動はアッネケの命を救うことになります。600年も前に本当にあった、南オランダの大嵐による堤防の決壊からの洪水。実際に猫が小さい子と一緒にいて、ふたりとも命が助かったのだそうです。ニコの妻のように動物と密に一緒に暮らすことを良く思わない人(小さい子がいたら尚更)もいるかもしれませんし、人を傷つける動物がいないとは言えないのは悲しいことですが、それでもこんなお話に触れると気持ちが和むものです。