置き去りってした方とされた方どっちのが苦しいと思う?
島尾篤
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「夏雪ランデブー」は、漫画雑誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2009年7月号から2012年1月号まで連載された、河内遙による漫画作品。全4巻で、そのほかに番外編が出版されている。 主人公の青年・葉月亮介はふとしたきっかけで、花屋の店主・島尾六花に恋心を抱く。そして彼はその花屋に通い詰め、アルバイト募集の機にそこで働くことになる。しかし六花は後家であり、3年前に死別した夫・島尾篤がいて、彼女は新しい恋愛へと踏み切れずにいた。そんな中、奇妙なことに、3年前に病気で死んだはずの篤が、亮介にだけ見える幽霊として彼の眼前に現れる。六花を未だに思い続ける篤は、亮介の恋路を邪魔しようと彼につきまとい、様々な妨害行為をはたらく。三人の様々な思いが交錯し混沌を極める三角関係は、しかし確かに進展して行く。 本作品は、2012年7月から同年9月までフジテレビ「ノイタミナ」枠にてテレビアニメとして放送された。全11話。
夏雪ランデブーは、この漫画がすごい2011 女編の4位に選ばれた漫画です。テーマは三角関係なんですが、ただの三角関係ではありません。まず主人公の葉月(男)そして花屋の店長の六花さん。(女)そして六花さんの死んだ旦那の幽霊。(男)この3人の三角関係なんです。そして、旦那の幽霊が見えるのは葉月だけ。で、かんじんの六花さんは、こんな状況なのにほとんど動じることもなくはいはい、と軽くあしらいながらすごす感じ。で、この死んだ旦那の幽霊の執着心がすごい。葉月と六花さんの距離が近づけば近づくほどもっと執着・・・。この漫画の空気感も独特ですごくよかったです。
島尾篤
妻を置いて死んでしまった旦那の、幽霊になってからの一言。
島尾六花
デート中に六花が、8歳も年下の葉月から猛アピールされているときの一言。
島尾六花
旦那がいつ死ぬかもわからない状況で、死後のことを委ねられたときの一言。