サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-の評価
サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-の感想
人生の二人三脚からの悲しい脱却
今までずっと二人三脚の創作活動人生だったが…この映画は、今までのシュヴァンクマイエル監督作品からは転機を迎えた作品である。というのも、長年映画を一緒に作り続けて来た、妻エヴァが他界して初めての作品なのだ。私はシュヴァンクマイエル作品は96年作の「悦楽共犯者」からずっと追いかけているが、エヴァを失ってから作品を創るモチベーションはきちんと保たれるのか?そして今まで関わって来たエヴァ無しに作品は一体どう変わるのか?にとても強い興味を引かれた。そうしたら、映画冒頭からまずとても衝撃を受けた。今まで一部の初期短編を除いてフルカラーが当たり前だったのに、この映画はほぼ白黒だった。まるで、監督の妻を失ってからの喪失感や無味乾燥さが、色に現れたようだった。今まで妻エヴァは作品に何をもたらしてきたのか今までのシュヴァンクマイエル作品に共通する事は、「ストーリーを追おうとしても他の小道具や映像のギミックが...この感想を読む