プルシアンブルーの肖像のあらすじ・作品解説
プルシアンブルーの肖像は、1986年に公開された日本映画である。監督は多賀英典。出演者は、高橋かおり、玉置浩二、磯崎亜紀子、長尾豪二郎、村上弘明。 ある日、小学生の菊井カズミは、萩原秋人と学校にいた。好き合っている二人だが、カズミは秋人の目の前で事故で亡くなってしまう。 それから15年後。同じ学校で秋人は用務員として働いていたが、カズミの事故のショックで言葉が話せなくなっていた。 生徒の桐島冬花は、夢見がちで可愛い女の子。一部の生徒から苛められているが、夏休み中に転校が決まっている春彦とは仲が良く、お互いに好意を持っている。 冬花は校内で秋人と接することがあるが、冬花には秋人の声にならない言葉が理解できるのだった。 冬花のまわりで、冬花を苛めていた女子が行方不明になるなど、不可思議な事件が起きていく。 夏休みの小学校を舞台に展開する、ファンタジー作品。 当時人気絶頂だった、安全地帯の玉置浩二の映画初出演作品であり、哀しみを帯びた萩原秋人役を怪演したことでも話題になった作品である。
