帝都大戦のあらすじ・作品解説
「帝都大戦」は1989年公開の日本映画である。監督は「孔雀王」「孔雀王/阿修羅伝説」のラン・ナイチョイ、「GOEMON」の一瀬隆重。原作は荒俣宏の小説「帝都物語・戦争編」。同作家の「帝都物語」を原作とした同名映画の続編となる。東京＝帝都を滅ぼそうとする魔人と平将門の末裔でサイキックな能力をもつ一族との戦いを描いたSFXアクション大作。昭和２０年長い太平洋戦争で傷つき、多くを失った帝都（東京）は存亡の危機に直面していた。日本は霊能力者観阿彌光凰の力を使い、連合軍首脳陣を呪い殺そうと画策を進めていたが、B29による焼夷弾の雨による大勢の犠牲者の怨念により、帝都の怨霊、魔人、加藤保憲を再び蘇らせてしまうこととなった。幼いころから霊能力者として育てられた青年、中村雄昴と平将門の末裔で強い霊能力をもつ辰宮雪子は、戦争の中運命的な出会いを果たし、傷つきながらも科学のパワーを身につけ帝都を守る為、加藤に戦いを挑んでゆく。
