ミッシングのあらすじ・作品解説
2003年公開アメリカ製作のトーマス・イードソンの同名小説の映画化作品。 白人とインディアンが反目する開拓時代が舞台の西部劇で、監督は「ビューティフル・マインド」「ダ・ヴィンチ・コード」ロン・ハワード。 西部開拓時代、ニューメキシコ州の荒野で暮らす治療師マギーは、10代のリリーと幼い娘ドット、恋人ブレイクとともに暮らしていたが、ある日、かつて家族を捨てアパッチとして野卑な生活を選んだ父親が戻ってくる。が、父のせいで悲惨な少女時代を送った彼女は父を罵倒し追い返す。 けれど、ある日、アパッチのならず者にリリーが誘拐され…。 懸命に生きる母親を「ブルージャスミン」「エリザベス」のケイト・ブランシェット、父親を「メン・イン・ブラック」「逃亡者」のトミー・リー・ジョーンズが演じ、長年の確執を抱えた親子がその絆を取り戻すまでの深く味のある人間ドラマとなっている。 インディアンにも善人と悪人がいて、騎兵隊中尉に「バットマン/フォーエヴァー」のヴァル・キルマーが出演しているのも見逃せないところである。