茄子のあらすじ・作品解説
『茄子』は、『月刊アフタヌーン』2000年11月号から2002年10月号にかけて連載された黒田硫黄による漫画作品で、アフタヌーンKCから通常版が全3巻、新装版が全2巻刊行されている。2003年には制作/マッドハウス、監督/高坂希太郎によって劇場アニメ化され、松竹と東急系列の映画館で7月から上映された。この映画は、第56回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されている。2007年10月には、映画版の続編が同じく制作/マッドハウス、監督/高坂希太郎によってOVA化された。このOVAは、2008年に東京アニメアワード優秀賞OVA部門を受賞している。 この漫画は、野菜のナスをテーマに、作風や時代設定、舞台がころころと変わるオムニバス短編集である。その内容は、サイクルロードレース選手の人間模様を描いた話(劇場アニメおよびOVAではこの話を原作にしている)や田舎で自給自足の生活を送る中年男の話、近未来の富士山を舞台にしたSFなどがある。
