虹色ほたる~永遠の夏休み~の評価
虹色ほたる~永遠の夏休み~についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にアニメを観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
虹色ほたる~永遠の夏休み~の感想
田舎の村へタイムスリップ。
ダムにしずんでしまうことが決まっている、とある村。1970年代のその村に、タイムスリップしてきたのが現代っ子のユウタです。元は喉が乾いた老人に水を差し出したことからタイムスリップに繋がったユウタは訳がわからず、それでもタイムスリップ先に居合わせたサエ子という少女やその家族には親戚としてなぜか受け入れられ…。謎が謎を呼ぶようで、それでもユウタとサエ子がそれぞれ持つ事情の辛さ、それを包むどこか懐かしい田舎の村の風景に友達の存在にと、心和ませられもする展開です。何より柔らかくて、さらさらとした描き方の絵が特徴的な作品です。ある展開には写実的な表現を効果的に用いていて、緊迫感を呼んでいます。あと注目して欲しいのが、何より音楽! 生音の存在感がたまりません。謎と柔らかさや繊細さがうまくミックスされている、夏の夜にでもまたゆっくり観たい作品となっています。