時効警察の評価
時効警察についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際にドラマを観たレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
時効警察の感想
脱力系ドラマの決定版
深夜ドラマの自由さを生かした傑作深夜ドラマは大きな視聴率は望めないので低予算しか組めませんが、そのぶんターゲットを絞ったマニアックな作りが可能で、ゴールデンタイムドラマにはない自由さが魅力です。「時効警察」は、そうしたメリットをフルに生かした作品で、放映時にもかなりな評判を呼び、続編「帰ってきた時効警察」が製作されるに至りました。ここでは正編を中心に考察したいと思います。基本トーンは三木聡ワールドこのドラマは作家主義が基本で、監督たちが自分で脚本を書いているエピソードが多いのが特徴です。ケラリーノ・サンドロヴィッチ、園子温ら舞台、独立映画で気を吐いている面々が集まっています(園はこの作品のあと何本かの映画で大幅に知名度を高めましたが、当時から注目株でした)。それだけ多士済々にも関わらず、バラツキがないのも驚きで、頭と終わりの3話(この番組は全9話)で脚本監督を担当する三木聡が見事に全体...この感想を読む