砂時計のあらすじ・作品解説
砂時計は、2007年3月12日から6月1日にかけてTBS系列の「愛の劇場」枠で月曜日~金曜日のお昼の時間帯に放送された日本のドラマであり、原作は芦原妃名子が月刊ベツコミ(小学館)に連載していた大人気少女コミックの実写版である。 主人公の杏(美山加恋→小林涼子→佐藤めぐみ)は、両親の離婚で母親の実家がある島根の村に引越し、そこで暮らすことになった。そこで同じ年の大悟(泉澤祐希→佐野和真→竹財輝之助)との出会いから、初恋、初めてのキス、別れ、再会・・・島根、東京を舞台に二人の12歳から26歳までの14年間を杏と大悟、二人を取り巻く人々の心の動きを丁寧に描いた作品になっている。 また、杏、大悟、藤(川口翔平→青柳塁斗→渋江譲二)、椎香(山内菜々→垣内彩未→木内晶子)の14年間を世代ごとにそれぞれ違う3人が演じているのも見所の一つである。そして、島根の美しい景色もふんだんに盛り込まれている。 また、2008年には映画化もされた。
砂時計の評価
砂時計の感想
大切なのは開き直り
お母さん、貴女はなぜ自殺したの?離婚して戻ってきたお母さん。娘をつれて、厄介者と思われるのもいやかもしれないけれど、貴女はなぜ自殺したの?お父さんが浮気して他の女の人に略奪されたわけでもなく、経済環境が整うまでの一時的なお別れだったのなら、なぜそうしなければならなかったの?娘が傷つくと思わなかったの?実家に帰って、家賃の心配もなく生活できるのに、迎えを待っている間を食いつなげばよかっただけでしょう?たとえ迎えが来ないかもしれないと思えても、娘がいるのにどうして頑張れないの?貴女はあまりにも弱すぎる。ああ、貴女は病気だったのかも…。うつ病にかかってしまったのかも…。偶然にもこのタイミングで病魔に侵されてしまったのかもしれませんね。そのために娘の杏は、貴女の自殺の原因さえも自分の「頑張って。」という声掛けのせいかと思い込んでしまった。悲しい偶然としか言いようがない。自然豊かな島根は本当にい...この感想を読む