最後の忠臣蔵のあらすじ・作品解説
最後の忠臣蔵は、NHKの「金曜時代劇」枠で2004年11月5日から同年12月10日までの期間に放送されていたテレビドラマである。 池宮彰一郎の同タイトルの小説を元にして、忠臣蔵で有名な赤穂浪士の討ち入り事件の後日談を描いた作品となっており、本作の第1話目で、その討ち入りシーンも挿入されている。 赤穂藩の足軽として吉良邸討ち入りに参加する連判状に名を連ねていたが、大石内蔵助(演:北大路欣也)から赤穂浪士が成したことを後世に伝えるための生き証人となるように命じられた寺坂吉右衛門を主人公にして、彼のその後の動向を追っていく形で物語が進行して行くことになる。 それまで忠臣蔵の後日談が映像化されることがあまり無かったのに加えて、吉右衛門役を演じた上川隆也と、吉右衛門の盟友である瀬尾孫左衛門を演じた香川照之の熱演が非常に好評だった為、本作は視聴者から大きく支持される結果となり、翌年の2005年5月27日には、放映分全6話を収録した2枚組DVDが発売されている。