銭形平次のあらすじ・作品解説
銭形平次は、NTVにて1987/01/13~12/22まで毎週火曜日に放送された全37話の時代劇ドラマである。 野村胡堂の小説が原作で企画を岡田晋吉が担当、主人公・銭形平次を風間杜夫が演じている。 同名作品としては4度目のドラマ化となっており、勧善懲悪ストーリーや十手と投げ銭で江戸の悪を成敗する他、青春ドラマテイストを加えたことが特徴となっている。また、第1話前の同年06/06にスペシャルドラマ「初姿・投げ銭一番手柄」が放送された。 舞台は江戸、平次のもとに大工の伊之助の娘・お北が訪ねてきた。お北は6つになる弟・乙松がいなくなったと訴えるのである。乙松は6年前に伊之助が神社の境内で拾ってきた子であったが、本当の子供のように可愛がられていた。 しかし、当の伊之助は酒浸りで乙松を探そうともせず、乙松が身につけているはずの真鍮の迷子札を持っており、いつも利用している飲み屋の借金を綺麗に完済していた。 その様子から平次は単なる迷子ではないと考え、事実を明らかにするため江戸の町へ飛び出した。