おんな太閤記のあらすじ・作品解説
「おんな太閤記」は、1981年1月11日から12月20日まで、NHKで放映されたテレビドラマで、大河ドラマの第19作目にあたる。原作および脚本は橋田壽賀子、主演は佐久間良子で、全50話から構成されている。 豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)の視点で、戦国時代から江戸時代初期(大坂の役)までを描いた作品で、女性の視点からの戦国時代描写が主婦層の幅広い支持を得て、平均視聴率31.8%という高視聴率を記録することとなった。 主演のねね役・佐久間良子の他、豊臣秀吉役に西田敏行、豊臣秀長役に中村雅俊、秀吉の妹・あさひ役に泉ピン子が出演しており、脇を固めている。 また、従来は秀吉をめぐる女性として豊臣秀頼の生母である側室・淀殿がよく知られており、この淀殿をドラマ化したものが多かった。しかし、本作においては、影に隠れがちであった北政所(高台院)の存在に焦点を当て、秀吉の正妻としての北政所・高台院の知名度を高めることとなり、後のテレビドラマにも大きな影響を与えることとなった。