霧の湖のあらすじ・作品解説
霧の湖は、1974年にNHKの「少年ドラマシリーズ」枠で放送された日本のテレビドラマである。この作品は、少年ドラマシリーズ全99作品の中の第35作品目にあたる。 原作は九生十蘭の「肌色の月」。この「肌色の月」は九生十蘭の遺作となったため、結末は夫人の久生幸子が加筆している。脚本は砂田量爾、音楽は大野雄二、演出は花房実である。 この作品は、夏の終わりの霧に包まれた湖が舞台のサスペンスドラマである。主人公は、上原ゆかり演じる宇野久美子。家出をした高校2年生の少女・久美子は、ある湖への旅の途中で雨に降られ雨宿りをしていたところ、大池忠平演じる中年の紳士で弁護士の大地に出会う。そして、諸事情で目的地である湖近くの大地の別荘に泊まることになるのだが、翌朝大地はいなくなり、湖で水死したことを知る。そんな大地の死の謎を久美子が解いていく。 このドラマはDVD化されており、そのDVDには映像特典としてフォト・ギャラリーが収録された。