必殺仕掛人のあらすじ・作品解説
必殺仕掛人は1972年9月2日から1973年4月14日にかけてABCで放送されたテレビ時代劇で、必殺シリーズの第1作でもある。池波正太郎の小説「殺しの掟」及び「仕掛人・藤枝梅安」を原作としているが、原作とドラマでは異なる部分も多い。林与一演じる西村左内と緒形拳演じる藤枝梅安ら仕掛人が悪人を始末していくというストーリーが描かれた。 当時の時代劇の多くは勧善懲悪のストーリーであり、依頼賃と引き換えに悪人を殺すという本作の設定は異例のものだった。この新たな時代劇を作ろうという試みは功を奏し、放送期間が2ヶ月間延長されるという人気作となった。そして本作をきっかけに必殺シリーズが作り続けられることになったのである。 1973年6月9日には劇場版が公開されたが、ドラマ版と異なり藤枝梅安を田宮二郎が、西村左内を高橋幸治が演じている。同年9月23日には劇場版第二作が公開され、藤枝梅安役は緒形拳に戻された。また、林与一が西村左内ではなく小杉十五郎を演じている。
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