意図がこめられているのが多い話
シャーロックホームズのような。
刑事の話しですが、熱血に決まっている犯人を追い詰めるというよりかは探偵物に近いです。
主人公がシャーロックホームズ、相方にワトソン役のようです。
犯人にカマや揺さぶりをかけたりしていくので、心理戦も見ていてワクワクしていきます。
犯人のトリックも矛盾なく作られているので、主人公と一緒に解いていき納得させてくれます。
頭のいい人はシャーロックホームズになれるかもと思えるレベルのものなので、推理が苦手な人でもわかりやすく納得いくように作られているなと思いました。
西園寺が丸いもの好きの設定だけはイケメンの山下君がぽっちゃりの柳原可奈子を好きになるという絵を出したかったのかなと思いました。美人な人だとファンから批判が出てしますので・・。
名前にも実は・・
捜査一課の関係者には金田 一が熱血キャラで出てきます。これは金田一を模しているのかと思うと、金田の班員には剣持、工藤と推理物漫画のような名前が出てきます。
出来ればもっと冒険して江戸川や毛利、ヒロインは七瀬等と入れてくれたら良かったのにと感じました。
探偵の話にしてしまうと刑事を別で出したり、何故この主人公が現場に呼ばれているのか。
探偵が推理しに現場に入れるのかと後付けをしないといけないから全員刑事にしたのかと思いました。
主人公は平塚八兵衛という実在の刑事をモデルにしているが、これは偉くならずに捜査一課で活躍してきた事を意識しているものです。
警察内のエリートが偉い訳でなく、事件を解決できる刑事が偉いのだと作者の意図があるような気がしました。
また、ストーリー上でも犯人はセレブや権力者等の社会的地位があるが多く、警察内の身内意識や権力者等への批判・皮肉もこめられているのだろう思います。
ストーリーもわかりやすい
一話完結で終わる話で、かつ題名で事件内容がわかりやすく説明されてます。
8話という短い長さで終わってしまいましたが、単に事件を解くだけでなく、主人公を周りの同じ警官が犯人とつながっているのではないかと疑ったり、それを暴くために動いたりとする部分は他の刑事ドラマにはあまりない展開だなと思いました。
密室トリックや暗号は探偵物が好きな人には簡単に解けるレベルでしたが、それがまた見ていて自分がこの主人公より頭が良いという優越感を出してくれます。
実際にはそんなに甘くないですが、微妙な難しさだからこそ、自分でも刑事や探偵になれるのかもしれない・・と思わせてくれます。
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