アニメ三国志を見た感想と気になった部分
教え子が妻になったのは何故か
故郷で暮らしていた時に劉備は、香蘭という名の女の子に勉強を教えていました。今でいう塾のような所で、読み書きの基本を指導していたように見えました。塾に習った経験があるので、見ていて懐かしいと感じました。
そして時は流れ再開した時に香蘭は、美しい女性となっていました。仲間達にも美人だと言われていたので、配下の誰かと結婚するのかなと思いました。配下にはイケメンな武将が数多くいたので、そう考えるのが自然です。ところが、何故か劉備の妻になることで話が進められていきました。2人の年齢は20ほど離れているので、ややおかしい気がしました。しかも、誕生した子供につけた名前は阿斗なので更に驚きました。
実際は徐州にいた頃に嫁をもらうのですが、歴史とは設定が変わっているため、オリジナル要素を含めたと判断できそうです。それに話のまとめ方も悪くないので、この内容でも十分に面白いです。
後期の物語を作らなかったのは何故
一番話が盛り上がる部分を放映してから作品が終了したので、続編を作って欲しかったです。一騎打ちや武将達との会話など、とても面白かったため、私以外にも続編を希望する人は数多くいたと予想できます。
ですが、結局作られることがなかったので、何が原因なのか考えてみました。この世界で人気があるのは主に、189年から215年にかけての時期です。国がまだ3つに大きく分かれていない頃ですが、色々な合戦や武将同士の話などが豊富にあり、面白いと感じやすいのが特徴です。ですが、それ以降になると寿命や戦死などで次々と、以前に活躍していた人達が姿を消していきます。
視聴者側がそのような場面を見れば、つまらないと感じたり、見たくないと判断してもおかしくありません。なので、こうした心情を配慮したのが作成しなかった理由にみえます。主人公のような人物が、途中で変わることになるので、こう考えると頷ける部分が多いです。
これは勘ですが、仮に後期を放映していた場合は、孔明が主人公になっていたと思います。色々と有名なイベントがあるので、人気が出ていた可能性が高そうです。
徐州を張飛が守れていたら
張飛が部下と一緒に宴会を初めて、酔いつぶれてしまった場面があります。呂布はこの隙をついて徐州を奪うのですが、城を守れていたらどうなったのかが気になりました。
劉備達は順調に袁術を攻略し、張飛は城を守る結果に終わるので、曹操の予定は大きく外れることになります。呂布も徐州に手を出せないため、どこかの地域に流れても不思議ではないです。ただ、曹操には敵わないので、結局は彼の勢力内に組み込まれていた気がします。また、南の方には孫家がいて、常に上へと勢力拡大を狙っていました。彼らに領土を奪われて終わりという結末も考えられます。
結論ですが、地味で退屈な展開になると予想できるため、城を取られて正解と言えます。
馬は高所から下に降りることができるのか
アニメの前半と後半部分に、馬で崖から飛び降りる場面がいくつかありました。特に後半の部分は、かなり高い所から落ちる描写がありましたが、平然としていたのでおかしい気がしました。
普通の馬は訓練していれば、ある程度なら飛んだりできますが、崖の下に降りるのは無理そうです。そのため、アニメならではの演出と判断していいです。見ている側に迫力のある映像を提供すれば、面白いと考える人が増えていくので、視聴率稼ぎも狙いにみえます。
徐庶が戻らなかったらどうなったか
別れ間際に泣く人もいたため、これほど慕われていた人物も珍しかったです。魏に向かって馬を走らせる姿を見て、彼が戻っていなかったらどうなったのかが気になりました。
このまま留まったとすると、孔明の登場する場面が出てこない確率が上昇します。劉備が彼のことを知ったのは、徐庶が別れる寸前に教えたのが理由だからです。
おそらくですが、徐庶は孔明がやろうとしていたことを次々とやってのけたと思います。城からの脱出や親族の城への落ち延びていく場面、そして呉に説得のために行くなど、活躍する場面が多いです。また、寿命も長いので、234年以降も生き延びていたことでしょう。ただ、オリジナルの要素をアニメに入れるのは悪いことではないですが、これだと孔明の良い部分が全くないです。
孔明は離れた地域でこっそりと住んでいたので、一部の人しかその存在は知られていなかったです。この展開で進めば、そのまま静かに余生を過ごしたはずです。
華雄があっけなくやられた理由
最強だと言わんばかりの態度を見せながら、いとも簡単にやられてしまったため驚きました。しかも、大活躍させてからの幕切れなので、何か理由があるような気がしました。
この場面の後は大きなイベントが沢山ありますが、華雄を出しておけば用意できないです。それにアニメのスケジュールも詰まっていたと予想できるので、最後があっけないのは、やむを得ないことと言えそうです。
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