相棒11を観て。
右京さんの相棒が変わった
右京さんの相棒がかわったのは、これで2度目。
個人的には成宮くんが好きだったので、予告をみてるときから楽しみで仕方ありませんでした。
亀山くんのときと神戸くんのときでは同じ『相棒』でも違った右京さんを見ることもでき、相棒が変わるとまた違った楽しみ方があることを教えてもらったのですが、今度はどんなかけ合いをするのだろう?とか、どんなふうに右京さんとコミュニケーションをとれるのだろう?など様々な思いを抱いていました。
第1話は、期待を裏切らずそれどころかもっともっと次回が楽しみになる内容となっていました。
今までの亀山くんや神戸くんは、多少は右京さんと年齢も近いものがありました。
でも、カイトくんは息子のような年齢…ましてあの短気さと暴力的なところを一話目からみせられてしまったので『右京さん、振り回されて大変なんじゃないのかなぁ?』などと心配も多少はありました(笑)
素直に言う事をきくような感じでもなかったですし、最初は右京さんのことも嫌いのようでしたし。
右京さんやその他の人たちとの関わり方
カイトくんは、今までの相棒と違い父親も警察のお偉いさんで幼少の頃にピアノを習っていて絶対音感があるなど、かなりのお坊ちゃまぶりを発揮していました。
話が合うとも思えませんでしたし、仕事ができるようにも最初はとても思えませんでした(笑)回数を重ねて行くごとに、右京さんとの信頼関係ももちろん、右京さんを尊敬し始めていたので徐々に距離も縮まったのかと思ったのと…自分の父親とうまく関わって来られていなかったので、右京さんとは半分父親のような思いで接しているのかな?とも感じられました。
たまにピンと来るだけの体力だけが取り柄の相棒だったり、嫌味っぽくて観察をしている相棒だったりといましたが、カイトくんは洞察力もあったり頭が切れる部分もありたまに短気なところと暴力的なところを除けば、右京さん相棒としてはすんなり右京さんも解決の糸口を見つけたり解決への近道へ導いてくれていた部分もあったのかと思います。
右京さん自身も今までの相棒達よりも、どことなく甘やかしているようなかわいがっているような雰囲気も感じました。相棒と言うより、本当に息子的な思いもあったのではないかと思っていました。
甲斐次長(カイトくんのお父上)にも甘やかさないでほしいと言われている場面もありましたし、関わり方そのものが父親的な感覚が半分以上はあったのではないかと思います。
カイトくんも、実の父親よりも右京さんの方が好きだと思いますし、信頼関係もちゃんと築いていたと思いますし一緒に過ごしていてまったく違和感もありませんでした。
伊丹さん達は、次長の息子だと多少は気を使っていたのか以前よりトゲトゲしさもなくなっていたように感じました。芹沢さんは『先輩…』と言われると断れずに多少協力をしてしまうことも、カイトくんの人柄なのかな?と思いました。
肝心な右京さんとの絡みも、花の里に毎回連れて行く相棒の中でカイトくんが一番馴染んでいたような雰囲気も感じられました。
相棒と言えば、もうお決まりの『右京さんがほぼ1人で解決する』スタンスでしたが、カイトくんは一緒に解決するような面が多々あり勘もいいように思いました。
フットワークも軽いのか、右京さんほどではなくともマメに感じたりしました。また、車の運転を自らする右京さんに慣れていなかったので、最初はとても違和感がありました。
そういった点からしても、色々な面も含め…右京さんはカイトくんをとってもかわいがっているのではないか?と言った点にも結びつく一つとなります。
『ひとつ、よろしいですか?』のお決まり文句でパパッと事件を解決へと導く右京さんと、まっすぐに突っ走りながら的確に考え真実へと右京さんと一緒にたどり着けるカイトくんは、ただただすごいなって感覚でとてもいい相棒だと思いました。性格も人種も(笑)今までの環境もまったく違った二人がここまで合うって、ある意味すごいと思います。
右京さんと花の里
個人的には一番最初の花の里の作りの方がすきでしたが、いつの間にか今の店内にも慣れてきました。
たまきさんと右京さんの関係は聞いて驚きですが、今までの相棒も彼女または奥さんを連れて来ているのも、ある意味家族ぐるみの付き合いなのかと思ったりしました。
また、他にお客がいないことから『お店』というテイで実は右京さんの家なのでは?とも思いました。
亀山くんの家は出ても右京さんの家は出たことがありませんし、なぞのままなので花の里が右京さんの家なら面白いなーと思います。
今後も花の里は、右京さんや右京さんの相棒にとって会議室のような雑談室のような憩いの場であってほしいと思います。最後に、カイトくんと右京さんの相棒はずっと続いてほしいと思っていました。
今までの相棒とはまた違った作品だと思った人は少なくないはずです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)