夫婦の絆の深さに感動 - もう一度君に、プロポーズの感想

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もう一度君に、プロポーズ

5.005.00
映像
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脚本
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キャスト
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音楽
5.00
演出
5.00
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夫婦の絆の深さに感動

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

波留の思いやりの深さ

このドラマの最大の魅力と言ったらこれしかないと思います。何よりも波留の思いやりがすごいんですよ。自分のことよりも可奈子のことを考えている所が世の男性の鑑だと思うんですよね。可奈子さえいてくれればいいなんてそんな風に自分のことを想ってくれる人ってそうそういませんからね。第一ショックじゃないはずないんですよ。自分のことだけ忘れるなんてそんな切ない話ありますか。病気のせいだからとはいえ残酷すぎだと思いました。そりゃ疑いたくもなりますよ。わざとやっているんじゃないかって。だってそんな都合よく記憶がなくなるわけないんですから。自分のことを忘れてしまっていてもそれでも可奈子のことを今まで通り愛している波留はほんとカッコいいというか本当に可奈子のことを想っているんだなっていうのが伝わって来て切なくなりました。というか何に対しても波留は優しいんですよね。自分よりも周りのことを考えているからすごいと思いました。なかなかいないですよ。ここまで思いやりの深い人って。それに忘れられてしまったからもう一度妻に恋をするって素敵ですよね。一度だけじゃなくて二度同じ人に恋をするってロマンチックだなと思いましたね。

可奈子の戸惑いが伝わってくる

波留もショックだと思うけど、当の本人の可奈子も自分の状況についていけなくて大変だったと思います。だって記憶がすっぽり抜けているから気づいたら結婚しているなんてそんなの誰だって信じられないですよ。もしかしたら騙されているんじゃないかって疑ってもしょうがないことだと思うんですよね。まぁ、波留の人となりを見ればそんな風には思わないんでしょうけど。だけど病気ってほんと恐ろしいなって思いましたね。見た目は何一つ変わらないのに中身が変わるだけでこんなにも変わってしまうものなのかって。元々の性格は変わらなくても波留に対しての態度が明らかによそよそしくなっちゃって・・・同じ家に戻っても可奈子にとっては知らない家ですからね。落ち着かなくて当然だと思います。その戸惑っている様子がすごく伝わって来て記憶って大事だなって思いましたね。それに波留のことだけじゃなくて5年分の記憶がないわけですからね。5年もあれば結構変わるものもありますからね。その時間とのギャップも相当なものがあったと思います。

周りの人たちの存在

きっと波留一人でいたらこの状況に耐えられなかったと思います。いくらなんでも心が折れそうになりますからね。でもそんな波留を社長さんたちが支えてくれたから乗り越えられたんだと思います。ミズシマオートの人たちも可奈子の職場の図書館の人たちもみんないい人たちばかりだなと思いましたよ。一人で何とかしようとしている波留の相談相手になったり、アドバイスをしたり・・・ここまで親身になってくれる人たちがいるのって貴重だと思うんですよね。私の勝手な思い込みとかなのかもしれませんが、こういうことを見返りなしにやってくれる人ってそういないと思うんですよね。むしろ自分からそれにかかわろうとすら思わないんじゃないかって。だって普通あり得ないと思うじゃないですか。記憶が一部分だけすっぽりなくなるなんて。そんな話を信じる人なんていないと思ってたんですけどね。だからそう考えると波留も可奈子もいい職場に出会ったなと思いました。戸惑う可奈子に優しく教える館長の心の広さには感動しましたね。それに裕樹もお姉ちゃん大好きっこだから波留に対してきつく当たってたけど、波留がどれだけ可奈子のことを想っているのかっていうのが分かって途中から大きく変わりましたね。それにこの2人の様子を見て自分のことも見つめなおすいいきっかけになったんじゃないでしょうか。お母さんと可奈子を守ること=仕事を成功させることっていう風に思っていた彼の考え方が大きく変わったような気がします。それ以上に大切なことがあるということに気付いたんじゃないでしょうか。だからこそ今まで自分は甘えていたんだっていうことにも気づけたんだと思います。しっかりと自分の足で立とうと決心した後の裕樹はカッコいいなと思いましたね。可奈子は波留が守るとして、お母さんのことをしっかり守れる男に成長してくれると思います。それくらい頼もしい雰囲気が後半から出ていた気がしますね。

ラストが素敵

ラストがなんといっても素敵でしたね。可奈子のために離婚して一度リセットした方がいいんじゃないかとまで思った波留が選んだのはもう一度可奈子にプロポーズすることでしたね。可奈子も自分のことを誰よりも想ってくれている波留の気持ちにようやく気付いたというか、思い出すことはなくても確かに可奈子の中にも波留への気持ちはあったと思います。というか忘れても惹かれるものは惹かれるんですね。波留も可奈子も同じ人にもう一度恋をしたわけですから。こんな素敵な話他にないと思います。2人だけでチャペルで誓い合うシーン。ほんと感動しましたね。最後には子どもも生まれて三人で出かけていてほんと幸せになってくれてよかったですよ。一時はどうなることかと思いましたよ。でもよくよく考えたらお互いものすごい深いところでつながってたんですよね。夫婦として過ごしてきた4年間は決して短くなかったってことですね。時間の長さじゃなくて想いの深さがあったからこそこうしてハッピーエンドで終われたんじゃないかなと思います。あとは桂と裕樹もいい感じになってましたしね。裕樹は考え方が変わってから吹っ切れたというか自分に素直になってましたね。桂ともいい感じに打ち解けているというか、今まで自分から好きになったわけじゃなかったからそういう面では桂とのやり取りは新鮮なんじゃないでしょうかね。桂も波留への想いを吹っ切ったことによってより自分のことを考えるようになったというか。仕事に対しての熱量が半端ないなと思いました。女性で整備士ってそれだけでも大変なのによくやるなと思いましたね。だからこそ裕樹と考え方も一致するんじゃないでしょうか。お互い考え方としては一緒なんだと思います。話はずれちゃいましたが(汗)

記憶がすべてじゃないってことを教えられた作品だと思います。頭の中からはなくなっても心からいなくなるわけじゃないんだってわかった気がします。きっと可奈子も波留も心の底からお互いのことを想っているからこそ乗り越えられたんじゃないでしょうか。私もこんな二人みたいな夫婦になりたいと思いましたね。まさに理想の夫婦っていう感じですね。妻が大変な目にあってもそれでも自分と一緒にいてほしいと思ってくれる人に出会えるなんてこんな素敵なことはないと思います。可奈子がほんとに羨ましいです。こんなに自分のことを真剣に考えてくれて、ましてや自分は一切覚えていないのにそれでもいいと受け入れてくれる心の広さに惹かれないわけないですもん。きっと可奈子は波留のこういうところに惚れたんでしょうね。誰よりも優しい人だっていうことが分かったから。それは記憶がなくなっても変わらない所だったんだと思います。最初の波乱からは想像できない素敵なラストで思わず泣いちゃいました。切ないんだけど、夫婦って何なんだっていうところがすごく伝わってくるというか。一人の人を愛するっていうのがどれだけ大切なことなのかっていうことを教えられた作品のような気がします。

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