ドラマ好きなら見なきゃ損
とにかく、キャストが超一流
当時、大後寿々花さん好きの娘につられて見始めた、超ディープなドラマです。
今考えてみると、脚本は木皿泉さん。あの堀北真希さんのデビュー作「野ブタ。をプロデュース」やら、元AKB48の前田敦子さん出演の「Q10」など、ドラマ好きならば知らない方はいないでしょう。(ちなみに私の一押しのドラマは「昨日のスープ、今日のパン」ですが、もちろん、「すいか」は外せません!)
初めのうちは、松山ケンイチさんの超オタクな主人公ぶりに戸惑っていましたが、毎回見ていると、とにかく出演陣が豪華豪華。
後に「ROOKIES」で女子マネをしていた村川絵梨さんが大後寿々花ちゃんのお姉さん役ででているわ、木皿泉さん脚本では外せない片桐はいりさん、浅岡ルリ子さん、白石加代子さんがレギュラーで出ているし、(小林聡美さんは、初回からちらちらと出て、なんと松山ケンイチさんのマドンナ的存在で、ゲスト出演者にもなる)ゲスト出演者は中村獅堂さんや香椎由宇さん、市川実和子さん、仲里依紗さん、木南晴夏さん、もたいまさこさん、ともさかりえさん・・・ああ、書ききれない!
毎回、ストーリーがシュールで切ない
第1話の中村獅堂さん演じる「三日坊主」。なんと、記憶が3日しか持たない殺し屋です。ああ、もうそれだけでも切なさが湧いてきます。でも、私がやっぱり大好きだったのは第8&9話の「プッチーニ」小林聡美さん、もたいまさこさん、ともさかりえさんが、「死にたい」という患者さんの願いを聴き、殺してあげる3人の看護士役を演じます。「殺してもよいのか?本当によいのか?」と3人は悩み、葛藤の末、結論を出します。殺しの場面の合言葉は、なぜか「プッチーニ」。あの3人が顔をつき合わせ、クラシック音楽が流れる中、いっせーのせという感じで「プッチーニ」と声をそろえて言うシュールさ。ドラマ好きにはたまりません。
なんと、テレビで放送できなかった回もありました
第7回の「ハンバーグさん」せっかく楽しみにしていたのに、設定に似た事件があった日だったために放送が見送られ、なんとその後もその回はお蔵入りになってしまったという、製作者にとっても視聴者にとっても辛い出来事がありました。でも、DVDなら見られるんです!後に娘と見て感激!
それから、今になって気付くのは、主題歌は「みつき」さん。そうです。あの高畑充希さんが歌っているのです。プロデューサーの眼力を感じますよね。
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