台本のない実体験にドキドキ  - テラスハウス クロージング・ドアの感想

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テラスハウス クロージング・ドア

3.003.00
映像
4.00
脚本
2.50
キャスト
3.00
音楽
5.00
演出
2.50
感想数
1
観た人
1

台本のない実体験にドキドキ 

3.03.0
映像
4.0
脚本
2.5
キャスト
3.0
音楽
5.0
演出
2.5

目次

恋多き菅谷哲也に親心!

真面目さはあるけれど不器用。恋愛においては点でダメ。そんなてっちゃん(菅谷哲也)に親心のような感情で応援したくなってしまう自分がいました。さっそく今回も裏切ることなく、ゆいちゃん(松川佑依子)に一目ぼれもしかして今回はうまく行く可能性もあるのではないかとさえ途中では思えてニマニマしていたのに、てっちゃんは最後までてっちゃんで終わっていくというなんとも儚い展開に。ゆいちゃんを男2人で取りあうような、てっちゃんとおたべー(小田部仁)コンビは見ていてたまりませんでした。クリスマスデートの完璧なデートを演出してがんばったてっちゃん。5度目の失恋とはなりましたが、最後は頭を丸め、初心に戻ってテラスハウスを出て行くという本当に男らしく成長したてっちゃんが見れました。

トレンディー島袋聖南は!

相変わらずなせいなさん(島袋聖南)どうして、今さらあなたがまた行くの?ダイキ(伊東大輝)とラブラブなのに・・・と思わずにはいられませんでした。それでもテラスハウスに行きたいという、せいなさんを大きな心を持って見送ったダイキ。終盤では大学を卒業したら結婚しようというような婚約シーンまであり、ラブラブ度を見せつけられた!本当にお腹いっぱいで、ごちそうさまでした。彼女がこの作品にでるということで何か最高なトレンディー加減がみられるかと思いましたが、最後までどうしてテラスハウス来たの?としか正直思えませんでした。ただ単純に出たかったのかなって。まぁ人間的にも丸くなったせいなさんを見られたからそれはそれでいいかな。

恋愛気質な今井洋介

もともとのテレビ盤ではギター1本でとても素晴らしいとは言えない歌唱力で見ている人を魅了した洋さん(今井洋介)今回も歌ってくれるかなぁと思ったら、やはり彼はやってくれました!その歌はやはり忘れられません。 てっちゃんが海外ロケに2週間行くことになったため、洋さんが代わりに入居したわけなのですが、まや(和泉真弥)が洋さんに気があったため、洋さんはノリノリ。前からそうですが、洋さんは自分を気になっているっていうのが分かるとその人を好きになっちゃうんですよね。かなり、ゆいちゃんに好意があるはずだったのに、10歳くらい年下のまやにアピールされてあっという間に好きモード。しかし洋さんの過去である、子供がいるという現実をまやは受け止め切れず、正直にその思いを伝えます。洋さんもそう思うのが普通だと、2人はさわやかな関係で幕を閉じます。30歳でこんな風に恋愛ができることにすごいなぁと思いつつも決してうらやましいとは思いませんね。

ゆいちゃんは悪女である

あれだけ、最初はおたべー、その後はてっちゃん。どちらかとくっつくかと思わせておいて、結局どちらともくっつかず。本当に女目線で理解できなかった。てっちゃんには1度目のデートでダメ出しをするは、噂で聞いたキャバクラ通いを知ってキャバクラには行かないでと言ってみたり、彼女きどり?とさえ思ったほど。最終的にはてっちゃんが超背伸びしたクリスマスデートで高級ディナーに素敵なプレゼントをもらい、「デートめっちゃ楽しかったー」って言ったはずなのに告白を受けて、えぇぇぇぇ?!そう来る?と突っ込んでしまいました。

恋をしなければただの住人では?!

テラスハウスに入居しても恋をしなければ番組では追ってもらえません。実際に今回の映画版で、ゆいちゃんに告白してもいないのにふられてしまった、おたべーは途中から???と思ったほど取り上げられていませんし、ヨッシー(吉野圭祐)はバスケットボールのコーチをしていることは分かりますが、顔も思いだせないほどのキャラ。他の人の個性が強いとか今までのテラスハウスに入居していた人も映画にでているとかいろいろな事情はあると思いますが、クリスマスにはヨッシーとおたべーは2人でテラスハウスでパーティーというもうおまけのようなほのぼのとした一コマでした。

世の中のリア充の集大成

普通に生活していたら、こんなリア充ありません。見ず知らずの男女が暮らすことも早々あることではありません。そんな中で素敵な環境をあたえられた男女6人が仕事に悩んだり恋愛をしたり、人間関係に苦しんだり。自分がここにいたら、どんな立場だろうとか今自分だったらどうするだろうとか一人で見るのも良しカップルで見るのも良し、ニマニマしたり、ちょっと切なくなったり、こんな時代もあったなぁとも思える映画です。台本がないからおもしろい、普通の人たちのただの生活を客観的にみるおもしろさがここにあります。

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