アルク出版の本じゃありません。
一瞬某旅行ガイド書籍のビデオドキュメンタリー版かと思いました。
でもそういう海外旅行に自由と解放を求める女性の心理を掻き立てるタイトルだと思いました。そして実際に見る側も出演するキャラクター達もそういう気持ちなのでこの映画を選ぶ人は最初から感情移入しやすい状態にあるんだろうなと思いました。もうそろそろハワイも定番すぎる行き先かなと思っていたのですがまだまだネタになるんですね。というか探せばネタがやっぱりあったという感じだったんでしょうか。
南国の海はやっぱり心がいやせる筆頭の場所
ハワイ雑誌の編集でお仕事をしていた小山田みのりという女性が主人公ですがこういう仕事をしているからといって必ずしも旅行経験が豊富というわけではないんだなあというところに逆に面白さと、そしてその設定から妙な窮屈感を覚えました。何冊も仕事として手がけているその目的地に対する興味と想像と憧れがうつうつと積もって行っている感じが良く出ていたと思います。ところでこの役を演じていたのが榮倉奈々ちゃんでしたが少女の時の顔を友達に見せられた事と名探偵コナンの声優をしたことがあるって事でしか知らなかったので大人の女性として再開(再見?)した時は奇妙なショックというか喜びというか…を味わってしまいましたが。日本の食べ物を売り込みにいくビジネスマンと一緒にハワイ入りして仕事うまくいかなかったり、みのりはみのりで本場のハワイに狂喜したり。不安な恋をしていた母国でハワイ入りによって本物の恋のチャンス到来に本腰入れたり。基本ラブドラマですがまあ視聴者も異国のエキゾチックな香り気分に浸れる部分が良いのかなあと思いました。
とりあえず新地は何かを発見させてくれる
ちょっとしたチャレンジ精神を呼び起こさせてくれます。実を言うとせっかくの解放地はハワイでなくてモルディブとかフィリピンのセブとかでも良かった気もするのですがたった2年前のこの映画でさえやっぱり日本人にとってはハワイなのかなあとつくづく不思議にも思いました。とにかく開放的な海がポイントですよね。とりあえず名作とかいう感じではないのですがTVスペシャル的な感覚で何も考えずに鑑賞するのが理想の見方かと思われます。ただゆったりとした島にごたごたを持ち込んだ人々の図といった雰囲気があるのであまりリラックスした作品ではないのかもしれません。ただ放送言語にハワイ語音声があるのはある意味島の情景を伝えて良かったかと思います。
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