アダルトなカップルがデートに観る映画 - バッド・ティーチャーの感想

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アダルトなカップルがデートに観る映画

3.83.8
映像
3.5
脚本
4.0
キャスト
3.5
音楽
4.0
演出
3.5

目次

キャメロン・ディアスの魅力を再確認できる映画

キャメロン・ディアスといえば、ハリウッド女優の中のハリウッド女優。1994年に映画『マスク』で映画デビューしてから、『メリーに首ったけ』や『チャーリズ・エンジェル』などヒット作に出演してきた。最近でも、『ナイト&デイ』や今作『バッド・ティーチャー』など、ヒット作のヒロインを演じ続けている。しかし、彼女ももう43歳だ。パパラッチなどから、「老けた?劣化した?」などいわれているが、彼女の魅力は全くもって衰えていない。今作でも、ありえないくらいのトンデモ悪女を嫌味なく演じきっている。横領や、大麻を平然と吸い、ボランティア活動なんて糞くらえと思っているような悪女であってもである。それには、彼女のセクシーさとしたたさ、そして最後には心を入れ替え教育に真剣に、男も中身で見るようになるからである。

セクシーすぎる洗車シーン

お金持ちの同僚の男性を落とすために彼女は豊胸手術をしようと心に決める。そして、多額の手術代を捻出するために、彼女は学校内で行われるチャリティー洗車イベントを手伝うと申し出る。もちろん、自分の美貌とセクシーさをフルに使いチャリティーで稼いだお金を着服するため。その洗車シーンが、とんでもなくセクシーなのだ。へそは全開に出し、全身を使って水と泡まみれになりながら、高級車にも跨り、車を洗いまくる。その姿に地元の男性達は釘付け。中にはチップを渡すものはいるは、警官は見とれすぎて市民の車に警察車両をぶつけるはで、もうメチャメチャ。43歳だからもうおばさんだと、現役ハリウッド女優を舐めてはいけない。

結局最後は良い女に

タイトルに書いたが、この作品はキャメロン・ディアスにメロメロになっている男を目の前にしても、動じないようなアダルトなカップルにおススメだ。というのも、結局最後は外見や、お金ではなく、中身が大事というラストになるからだ。映画に対して厳しい人やハッピーエンドが好きではない人には、少し物足りないラストではあるが、気楽にお酒でも飲み、げらげら笑いながら見るにはちょうど良いものかもしれない。前半で、登場人物に反感を抱かせておき、後半にかけて段々その登場人物がまともで良い人になっていくという描き方は定番だ。その定番を外さないように、うまく周辺のキャラクターも描いている。お金持ちだが、性癖がおかしい代理教師スコット(ジャスティン・ティンバーレイク)や、真面目でキャメロンとは真逆のエイミー(ルーシー・パンチ)など。キャメロン・ディアスとジャスティン・ティンバーレイクが現実にも元カップルだということにも注目して観るとまた面白いかもしれない。

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