最後の一言
自分の大学時代を思い出す
このドラマは大学のキャンパスが主な舞台になっている。授業風景や仲良しの子が溜まるラウンジ、交換ノート、仲良しな子のグループで行くキャンプなど一度は学生時代に誰でも経験をした事があるような日常のシチュエーションが沢山出てくる。そのせいか、自分もそのグループの一員になったかの様にドキドキしたり、もどかしい気持ちになったりしてストーリーに入り込みやすいと思う。
誰もが悩む自分の進路
大学生時代に誰もがぶつかる壁といったら就職活動でその若者の葛藤が繊細に描かれていて共感出来るポイントが多い。
それぞれ個性のある友達が色んな出来事があって自分の道を見つけていくのがハラハラするけど嬉しい。
友達や恋人や好きな人と離れてしまうという選択は寂しいけどそれが切なくていい。
耳の聞こえない女の子
柴崎コウが手話や表情だけで演技をしていて、単純にすごいと思える。
日常ではあまり出会うこと、接することはあまりないけれど、柴崎コウの子どもっぼい表情や演技で親近感が湧くし親しみやすい。
障害があるということで、人に障害者だという扱いをされると嫌だとか生活の不便さなどを勉強になった。
耳が聞こえないという事で最初は少し曲性格をしていて可愛いけどもどかしい。
やっぱり恋愛
妻夫木聡の彼女と柴崎コウの間で揺れ動く感じが甘酸っぱい。
最初は柴崎コウの事何とも思ってなかったのに、耳が聞こえなくて曲がった性格の柴崎コウに優しく時に厳しく道を照らしていくのが凄くカッコいい。
またこのドラマは主人公の妻夫木聡の恋愛だけでなくその周りの友達の三角関係にもドキドキさせられた。
どっちとくっつくのかわからないのはやっぱり気になって次も見なくてはという気持ちにさせられる。
日常であり得るシュチュエーションとあまり日常にはない耳が聞こえない彼女との出会いが上手くマッチしているから、沢山共感出来ると思う。
恋愛要素が強いけれど、そこに男の子同士友情もあって、女の子同士の恋愛もあってバランスがすごく取れていると思う。
またMr.Childrenのsignも凄く合っていて、ピアノの最初の伴奏が柴崎コウの進路と重なって切ないけど甘酸っぱい感じがよく出ていたと思う。
なんといっても最後、一度もこれまで声を出さなかった柴崎コウが「いってらっしゃい」と妻夫木聡に言う所は本当に感動するし、すごいインパクトがあって何年たってもそのシーンだけは忘れることができない。
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