永遠の憧れのエスパー魔美
もし自分がエスパーだったら。そんな少女の夢がつまった。本当に素敵なアニメです。
原作は藤子・F・不二雄、あの有名なドラえもんやキテレツ大百科などを手がけた有名な漫画家さんです。
子供の頃から大好きでした。最初は高畑という魔美の同級生の男の子が自分がエスパーなのではないかと思い込むのですが、その彼の行動を通して魔美が自分の能力に目覚めていきます。
この最初のくだりからぐっと惹きつかれてその後魔美がエスパーであると高畑にばれてしまうのですが、そこは頭のいい高畑。しばらく葛藤はあったものの魔美への協力をしてくれ、その後彼女の良きパートナーになってくれます。
物語は人情物が多く、どのエピソードも藤子先生ならではの温かなものばかりです。
誰かが助けを求めてくるとある一定の範囲内ではありますが、警報音のようなものが彼女の頭の中に入ってきます。
それは問題が解決しないと解消できないものですが、エスパーになったゆえの定めかなと思います。
面白かったのは夏の海での話。タクシー運転手が幽霊を見たという話なので、それに怯えた幽霊話が苦手な魔美だったのですが、最後に濡れた体のままタクシーに乗り込んでしまい、自分が運転手に恐れられるというオチが面白かったです。
他にも自殺をしようとする人。お金に困っている人。災害にあった人を助けるなど。
エピソードを重ねるごとにすっかり魔美は憧れの子になっていました。
村が沈んだ話では数年ぶりに戻ってきた男性にダムになった村の中に潜り、記憶を辿って覚えて彼にそれを見せてあげたり、ガンの末期患者のガンを取り除いてあげたり、空を自由に飛んだり。
こんな風に自分も誰かを助けてあげられたら素敵だなと思うようなエピソードが山盛りです。これは見ても損はありません。
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