キュートでファミリー向け!北欧フィンランド映画といえば「ヘイフラワーとキルトシュー」 - ヘイフラワーとキルトシューの感想

理解が深まる映画レビューサイト

映画レビュー数 5,784件

ヘイフラワーとキルトシュー

3.803.80
映像
4.00
脚本
3.50
キャスト
4.00
音楽
3.10
演出
4.00
感想数
1
観た人
1

キュートでファミリー向け!北欧フィンランド映画といえば「ヘイフラワーとキルトシュー」

3.83.8
映像
4.0
脚本
3.5
キャスト
4.0
音楽
3.1
演出
4.0

目次

映画「ヘイフラワーとキルトシュー」について

物語の舞台となる国は北欧フィンランド。フィンランドといえば雪国でサウナやアニメムーミンが有名だと思う。この「ヘイフラワーとキルトシュー」フィンランド語では 「Heinähattu ja Vilttitossu」という映画のタイトルは、物語に出てくる可愛らしい姉妹二人組の名前にちなんで付けられている。監督はカイサ・ラスティモ( Kaisa Rastimo)。

詳しい情報・・・

『ヘイフラワーとキルトシュー』(フィンランド語: Heinähattu ja Vilttitossu、英語:Hayflower and Quiltshoe)は、2002年フィンランドで製作された映画作品。原作はシニッカ・ノポラフィンランド語版)&ティーナ・ノポラフィンランド語版)姉妹による児童文学[1]カイサ・ラスティモフィンランド語版)監督・脚本・編集。
2003年ストックホルム国際児童映画祭グランプリ、シカゴ国際児童映画祭優秀賞など受賞。

しっかりものの姉ヘイフラワーとちょっぴりわがままな妹キルトシュー

物語の内容については、しっかりものの姉ヘイフラワーと妹キルトシューの仲について書かれている部分が多く姉のヘイフラワーはもうすぐ小学校に入学間近で長女ということもあり親からも頼りにされ妹の面倒をいつも見ている優しくてとてもいい子だった。反対に、妹のキルトシューは姉とは正反対の性格で自分に都合が悪いことが起こるとすぐ癇癪を起こしたり大きな声で騒いだりと、家族の中では一番活発でわがままな手間がかかる女の子だった。

ヘイフラワーとキルトシューの親であるお母さんとお父さんについては、お父さんはいつも芋の研究をしており部屋にこもっていることが多く姉妹ふたりをなかなか構ってあげられない。もはやその芋に対しての愛着は実の子供以上に見えた。お母さんはというと、家事が下手で料理も上手く出来なくいつも食卓には芋が並んでいた。これは多分お父さんの芋好きな影響もあると思うが。

そんな芋ばかりが出る食卓に飽き飽きしたのか、妹のキルトシューはお隣さん家のスパゲッティが食べたいがために自分の家を出てお隣さんの家に引っ越していくことを決心した。お隣さんの家に行くと早速キルトシューとヘイフラワーは念願のスパゲッティを食べることができた。その食べっぷりは余程スパゲティが美味しかったのかほっぺいっぱいに頬張りながら美味しそうに食べてるシーンはとても可愛らしく印象に残っている。また、いきなりのお隣さん家への引越しはやはり無理があり、結局は自分の家に帰ることとなってしまった。家に帰る途中、警察に出会うのだがその途中のやりとりがこれまた面白く、妹キルトシューのやんちゃな性格がよく出ていた。

さて、そんなある日家族はご近所さんと一緒に家族オリンピックを開催することとなる。球技やリレーといろいろな種目があり映画の中での見せ所はやはり姉妹が参加していたかけっこだろうか。互いに負けじと必死にゴールを目指して走るのだがここで妹キルトシューはズルをすることとなる。それにカチンときた姉ヘイフラワーはこの後、今まで妹のわがままを許してきた分もあったのかあの優しかった性格が一変してなんと家族全員と口をきかなくなりお手伝いもしなくなる。今までにない姉の態度を目にした妹のキルトシュー、今度は自分が姉ヘイフラワーになりきりなんとかその状況から抜け出す方法はないかとお隣さんに助けを求める。

この展開、長女や長男なら同情・納得する人も多いと思う。妹に何もかも占領され自分のやりたいことができなく後からストレスが爆発するという、映画内ではこの心理がよく書かれていた。

お隣に助けを求めた妹のキルトシューはお隣さんからセラピーを受けることとなる。そのセラピーというのが、カラフルなパンを粘土のようにこねてただ遊ぶだけだった。パンをこねている姉ヘイフラワーとキルトシューのもとに自然とお母さんや、今まで芋の研究に没頭してたお父さんも様子を身にやってくる。それぞれ好きな色のパンを手に取っているのだが案の定お父さんは芋好きだけに芋を連想させる茶色のパンを手元に持っていたシーンがあった。面白おかしく思わずそれにクスっときてしまった。

最終的にはいい方向へと物語は終わりなんだかんだ姉妹の仲も深まり姉のヘイフラワーは安心して小学校に入学出来たと思う。

物語だけじゃない!映画で出てくるフィンランドの可愛らしい家具にも注目を

「ヘイフラワーとキルトシュー」は物語も主人公の女の子二人ももちろん可愛いのだが、映画内で見れるフィンランドらしい家や家の家具、可愛らしい子供部屋などにも注目して欲しい。

北欧好きでフィンランドらしい可愛いお部屋やインテリアが好きな人ならぜひこの映画を見ながら部屋の模様替えなどの参考にすることをおすすめしたい。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

関連するタグ

ヘイフラワーとキルトシューが好きな人におすすめの映画

ページの先頭へ