一線を超えるとは?新たな刑事漫画! - BORDERの感想

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BORDER

4.004.00
画力
3.50
ストーリー
4.00
キャラクター
4.00
設定
3.50
演出
4.00
感想数
1
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1

一線を超えるとは?新たな刑事漫画!

4.04.0
画力
3.5
ストーリー
4.0
キャラクター
4.0
設定
3.5
演出
4.0

この作品のボーダーが表すその境界線とは何のことなのか、そんなことも考えつつこの作品を読んでいました。

生真面目で実直な主人公の刑事はある日犯人から頭に弾丸を撃ち込まれます。奇跡的なバランスで頭の中にとどまった弾丸。そしてそれを境に主人公は殺人事件の被害者などこの世に思いを残した人の声を聞き取ることができるようになりました。

このことが彼にとって幸か不幸のどちらだったのかはわかりませんが持ち前の正義感とその能力で続々と犯人を検挙していきます。

この話の中でポイントになるのが単なる超能力刑事ではなく能力以外において彼は至極まっとうな一般人であるところです。決してスーパーヒーローではなく自分に聞こえている声を証拠とできないため様々な手段を用い犯人を追い詰める彼が素晴らしく、またその過程でどんどん一線を越えた向こう側の住人との距離を縮めていく主人公の内面の変化が見ごたえがあります。

最悪の証拠を絶対に残さない彼にしかその犯行を知ることができないような犯人と主人公が出会ったときに彼は犯罪者の側、人としての一線を越えた向こう側に行くか、境界の刑事として居続けることができるのかということも作品を奥深くしています

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