プリンセス - プリンセスの感想

この本の主人公は高校生のお嬢様ココナです。まだ高校生ですが、代々ココナの家庭を警護していたヒロと結婚する事を両親に決められてしまいます。2人は小さい頃からいつも一緒でした。ヒロは「ココナを1人にさせないように」という思いでした。しかし、ココナはヒロの事が好きでしたが、ヒロの思いを知っており自分の気持ちを中々打ち明けることが出来ませんでした。

両親が決めた事により、いきなり結婚となった2人。一緒に暮らし始めることによりヒロもココナへの自分の気持ちに気付いていきます。

素直じゃない2人。すれ違いばかりの2人が最後は幸せになります。

 私はこの本を読んで、ココナの「好きな人だからこそ迷惑をかけたくない」という思いや、ヒロの「好きなら頼ってほしい」という思いに気づきました。お互いの事を1番に考えているのにすれ違ってしまうのが本当に切ないなと思いましたが、素直な思いを口にすることがどれだけ難しく、またどれより大切かという事を、この本で学びました。

1番大切な人に対しては、きっと考えすぎてしまい、自分だけで結論を出しがちだと思いますが、それが本当に相手にとって幸せかという事は、本人にしか分からない事だと思いました。 

この本を読むと、大切な人に素直な気持ちを伝えようと思えるはずです。