大ヒットドラマの幕開け
大ヒットドラマはここから始まる
日本でも人気の「スーパーナチュラル」サムとディーンの兄弟が繰り広げる物語に魅了されている方は多いです。レンタルDVDショップなどには何作もストックされている所がほとんどです。国内では異例の海外ドラマがアニメになるという不思議な現象も起こっておりその人気が伺えます。
サムとディーンのウィンチェスター兄弟が主役であり物語のキーパーソンでアメリカ全土を舞台に超常現象を解決していきます。幽霊や怪物、悪魔、異教の神などを相手に臆する事なく戦いを挑んでいきます。
始まりは大切な人の死から
ドラマの始まりは何とも異質でミステリアスです。
赤ん坊のサムはこの時から数奇な運命にさらされていたのですね。覚えてないとはいえ母親が殺されて天井に貼り付けられ業火に焼かれるのを間近で見たわけです。
そして大人になりサムはまた大切な人を殺されて天井に貼り付けられ業火に焼かれます。悔しいでしょうね。サムはロースクールに進学して法律家になりたかったのにその夢も叶いません。そんな夢より母親や恋人を殺した奴を見つけたかったのでしょう。そしてその様な悪事を働く悪魔や怪物を許せなかったのですね。自分の様な犠牲者をだしたくなかったから。
母親が殺されて父親のジョンと長男ディーンと次男サムの3人で母親を殺した黄色い目の悪魔を探して殺すまでがファーストシーズンですね。地獄の扉や特殊な武器コルトなどが出てきてより奇妙な世界観が広がります。原作者は銃が好きな様で様々な所で名前がでてきます。サムとディーンの名字であるウィンチェスターも実在する銃のメーカーの名前でありコルトは有名なコルトパイソンという銃もあります。
何でも殺せる銃、最後のコルトはファーストシーズンのキーアイテムですしね。ちなみに実在するウィンチェスター家の有名な話は銃にて巨万の富を築いたウィンチェスター家は呪われていて家の増築を止めてはいけないらしく今でも家は大きくなっています。
奇妙な逸話のウィンチェスターの名前がスーパーナチュラルの主役の名字になるのもわかります。
終わりそして新たに始まる物語
ファーストシーズンでは主に幽霊退治、怪物退治、悪魔払いなどに焦点があたっています。父親はウィンチェスター兄弟とは別に動いておりその足取りを追うのが1つの流れです。これには父親のサムを巻き込みたくないという感情と自分が倒そうとしている相手が強大すぎて1人で背負いこんでいる感じがします。
しかし父親ですのでピンチには駆けつけます。その強さはやはり父親でありハンターとしてのキャリアが違い圧倒的ですね、誰もが憧れる渋いオヤジ感が漂ってきます。
物語のキーアイテムとして車があります。
ディーンの愛車シボレーインパラは父親から譲り受けておりとても大切にしています。サムとディーンとインパラはいつも一緒で第1話でサムがインパラで民家に衝突した際には次は止めろと念をおしていました。しかし親子ですね父親も車を愛しておりディーンの手入れが行き届いていないインパラを見て譲らなければよかった何て事も言っています。しかし裏を返せばこの言葉は俺のやったインパラを大事に乗ってくれと言ってるという事ですね。ウィンチェスター家族にとってインパラもまた家族なのでしょう、そのエピソードは最終話でもありますね。
ファーストシーズンの終盤に父親ジョンの戦友ボビーがでてきます。彼とジョンには共に戦った絆があり信頼があります。ここからは私の個人的な考察なのですがボビーは当初裏切りの悪魔キャラだったのではないでしょうか?根拠してウィンチェスター兄弟に聖水を渡すシーンがありこの聖水が黄色い目の悪魔との決戦で役に立つと思いきや黄色い目の悪魔には効きませんでした。上級の悪魔には効かないと言っていましたがのちのち出てくる黄色い目より上級の悪魔にも聖水は効くのでこれはミスリードで実はセカンドシーズンやサードシーズンでボビーが悪魔側とわかりあの聖水はただの水だったという設定だった気がします。
最後に悪魔からトラックで追突された時も助けたのはボビーでしたがあれはウィンチェスター兄弟を利用する為に助けたわけであの時点ではボビーは敵側の設定だったのではないでしょうか、助けに来るタイミングもバッチリでしたし初期の設定では黄色い目が倒されてジョンは地獄に行ったので地獄のジョンをさらに苦しめる為にボビーがウィンチェスター兄弟の身柄を抑えたのだと思いました。
しかしボビーは最後まで味方でしたね(笑)監督は色々な可能性に広げる為に伏線を張り巡らせていたのかもしれませんね。
ファーストシーズンでは家族や恋人が死に悲しい終わり方をしますがこれがセカンドシーズンやサードシーズンへの伏線になってきましたね。乗り越えて強くなる!がウィンチェスター兄弟の行き方の様な気がします。ファーストシーズンでは日本語吹き替えが俳優の成宮さんや芸人の次長課長らが担当して声も楽しめる一因ですね。
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