悪魔に翻弄されるイケメン兄弟 - スーパーナチュラル ファースト・シーズンの感想

サムと黄色い目の悪魔の関係

どうしてサムが赤ん坊の時にメアリー(母)が殺されたのか？

14話でサムが見る予知夢、子供の時に同じ体験をしているマックスの近未来だった。

黄色い目の悪魔のターゲットは何？

サムとマックスは生まれながらにして何かを持っているのか？

それとも人間を征服する為のプロジェクトの一貫なのか？

悪魔の目は普通真っ黒なのにどうしてあの悪魔だけ黄色なのか？

これから果てしなく続く悪魔、悪霊との闘いの果てにあるものは？

これらの謎を解くのはサムと黄色い目の悪魔！

悪魔が見せる予知夢、予知夢に苦しめられるサム、サムの人格崩壊を狙い悪魔が仕組んだ罠！

この悪魔の正体は近未来に起こる人類破滅への序章のメッセンジャーではないか？

ジョンに仕組まれた罠

コルトを巡って目の黄色い悪魔との仕掛けあい、残念なのはディーンの命と引き換えにジョンは

全てを失ったこと、ジョンの家族愛は本物だけど残された2人はどうするの？

ハンターとしてまだまだのサム、サムを子供扱いするディーン、ジョンの存在があったから成り立って

いたのに悪魔に負けたジョンこれからの闘いでジョンがどんな形で関わるのか？

ジョンも悪霊になり悪魔と闘うのだろうか？肉体は滅び魂だけになったジョンは無敵になり

怖いもの知らずになった。もしかしてこれこそがジョンの悪魔に仕掛けた罠ではないのか？

悪魔は嘘をつき人間を騙す、人間の弱みにつけ込み入り込むジョンは悪魔の性質を逆手にとって

何か作戦を立てているのか？ファーストシーズンでは明かされないジョンの作戦。

これからセカンドシーズンにおいてのジョンの闘いが楽しみである。

ディーンの闘い

ジョンの意志を継ぎハンターになったディーン悪霊、悪魔と闘いながら自分との闘いがある。

ジョンを慕い、頼りにしているがサムを守る使命を果たすために今のディーンの力量以上の

働きをしようとすることで心に歪みができる。兄として、ハンターとしてのプライドが高い分

悪魔につけ込まれる心の隙を見てると危なっかしいディーンファンとしてはハラ2ハラする。

優しくて、男らしく、イケメン理想である。必然的にディーンの闘いは私の闘いでもある。

スーパーナチュラルファンの女性ファンは私と同じ人が多いと思う。

頭の良さはサムに負けるが経験は負けない、サムはわがままなところがあるのでサムとの

闘いもある。しかしサムもディーンを慕い、ジョンの優しさを知り人として成長した。

家族の絆はディーンによって再生され深まった。ディーンの闘いはまだまだ続く！

イケメン家族の人間関係

ウインチェスター家の家業であるハンターという仕事をめぐってジョンとディーン、ジョンとサム、

ディーンとサムお互いが想い心配なのに伝わらないジレンマ男同士ってこんなにめんどくさいの？

と思った。サムはジョンやディーンの気持ちを理解出来ずに我が道を行こうとするけど、ディーンの

想いを受け入れ家業を手伝うと凄い才能を発揮した。ジョンとの再会シーンは感動でサムの寂しかった

気持ちが溢れジョンとサムの関係が修復できた瞬間である。

ディーンはメアリーが亡くなる時にジョンにサムを守れと言われたことをいつも自分に言い聞かせて

サムを守ろうとするけど、「サミー」とディーンがサムのことを呼ぶと「やめろ」と言われた時の

表情が本当の兄ようだった。役を離れても仲がいいことが俳優としての役にも出ていて微笑ましい

シーンである。いつも一緒で仲が良いけどわだかまりがある兄弟、離れていても思い合う親子、

メアリーの死から運命が変わりハンターとしての人生を受け入れたディーン、受け入れられないサム、

この人間模様が交差する中メアリーを殺した悪魔に惑わされジョンが亡くなった。

これからのディーンとサムの絆が深まりハンターとしての家業がうまくいくのか？

血塗られた運命に翻弄されながら生きていく兄弟厳しく辛い人生をどう描くか？

時々休息を与えて欲しいと思うのは私だけだろうか？

ウィンチェスター家の家族関係を見て、親子の信頼関係は日常当たり前の行動で出来上がるものだと

いうことを思わせてくれる。ただウィンチェスター家の日常はハンターという家業で成り立っている。

非日常が毎日の彼等がこれから築きあげていくものはどんな形になるのか楽しみである。

ファーストシーズンの突っ込みどころ！

スーパーナチュラルの突っ込みどころの１つはイケメン兄弟がFBIや警官に扮する所だけどファースト

シーズンはすぐにばれてしまい警察に捕まったり、正体を調べられたりとストーリーとして未熟に

見える所もファーストシーズンならではで新鮮だった。

ディーンが捕まり警官に取り調べを受けながらジョンの手帳を手にした時はさすがディーン

転んでもただでは起きないと思ったり。

第3話では湖から亡霊が出てくるシーンは洋画、ホラーの13日の金曜日のワンシーンでやはり湖から

飛び出てくるシーンとダブリ笑えた。

第5話で亡霊メアリーが最後に鏡から出て来るシーンはまるで邦画の貞子がテレビから出てくるシーン

に似すぎていて笑えた。第5話ではもう一つ！亡霊の名前、イケメン兄弟の母メアリーと同じである。

これはわざとなのだろうか？それともミスなのかは誰にもわからない。

ストーリーとして突っ込みどころ満載でまるでB級ホラーの要素も見どころである。

初めて自然保護局のスタッフに扮したシーンでサムが「これ必要？」って聞き、聞かれた時の

ディーンの表情と「必要」って言い返した声のトーンが素のディーンが出たみたいで彼達の

見え隠れする素の関係が見て取れる。

ディーンの好み

スーパーナチュラル全般に言えることだがどの回にも必ず美女が出てくる。

美女が出てきた時のディーンの表情も大好きでこの時だけはディーンは1人の男性にかえる。

だけどサムはジェシカの死で傷ついているので楽しみがなくてかわいそうだが早く立ち直って欲しい。

そんなサムの気持ちにつけこんで悪魔メグが現れる。メグと目の黄色い悪魔が繋がっていることを

知らずに少し心を許しそうになったサム。だけどメグとの再会のタイミングに疑問を感じメグの正体を

調べメグの正体を突き止めた時の執念は、母やジェシカを殺された恨みの深さを感じ冷静なサムに

感心した。しかしディーンなら騙されるとも思った。

ディーンの至福の時は誰にも邪魔して欲しくない、そっとしておいて欲しい。

まとめ

何でも殺せる銃コルトをめぐってストーリーが二転三転する時のジョンとディーン、サムそして悪魔、

騙し騙され展開されるので先が読めず目が離せないストーリー。

最終話で出てくるボブのキャラはウインチェスター家の家族とは違っておっちゃんキャラだが

ハンターとしてはベテランなので頼もしいがイケメン兄弟をウエルカムで迎えてないような気がする。

道具や資料もたくさん持って豊富な知恵や知識でディーンやサムを助けてくれそうだけどまだまだ

正体不明な感じである。これから続く果てないストーリーのプロローグにしかすぎないファースト

シーズン、ジョンがいなくなってボブがイケメン兄弟にどう関わっていくか、兄弟の関係は

どうなるのか？黄色い目の悪魔の正体はいつ暴かれるのか楽しみである。

終わりのない闘い、サムはいつになったらゆっくり寝ることができるのか？ディーンは美女と

幸せになれるのか？ひと時も休まらない日常に終わりはくるのだろうか？

目が離せないスーパーナチュラルである。