こどもの瞳の評価
こどもの瞳についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
こどもの瞳の感想
衝撃のあとに切なさが…
禁断の愛の二乗かも?禁断の愛などというと、映画やドラマのサブタイトルのようでちょっとカッコイいいメージがあるが、この小説の中に出てくる禁断はちっともカッコよくない。ここに出てくる禁断の愛は、近親相姦にショタ。近親相姦といっても男女間ではないので、背徳感やドロドロとした感じはあまりしないのだが。そしてショタとは云ったが、生き別れた兄が記憶喪失になってしまい、30歳の大人の姿でありながら心は6歳児ということなので、厳密にはショタとは云わないかもしれないが。しかし字面を読んでいるだけだと大人と子供が関係を持っているような感覚を受ける。一番最初にこの本を読んだ時に感じた衝撃は半端なかった。姿は大人、心は6歳。妻を亡くして男手一つで子供を育てている弟の元へ、記憶喪失の兄がやってくる。弟は記憶喪失で頭の中が6歳の子供になってしまった兄を無理やり押し付けられたのだ。兄は社長をしていた訳だが記憶喪失によっ...この感想を読む