いそがしいぞ はしれはしれの評価
いそがしいぞ はしれはしれについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
いそがしいぞ はしれはしれの感想
働く機関車と人達
赤い機関車と、それに乗って働く運転士ダフィ、そして車掌のジャックの、小さな普通の街を舞台にした絵本です。ハラハラしたストーリ展開というわけでもないのですが、機関車の役割やどういう仕組みで動くのか、などなど知ることができる、親しみやすくも勉強になる一冊です。このシリーズでやっぱり注目したいのは、絵の緻密さ。かなり細かく描かれています。出てくる一人一人の行動を観察するのもまた一興。途中で牛も出てきますが、その牛の柄だってよくよく見て欲しいと思います。きっと何かに見えてくるはず…。たくさんの人が住む街を、ダフィたちのように人知れずさせてくれる人がいるお陰で、心配なく私達が暮らせているということも思い出させてもらえた一冊です。