やっちまったよ!!一戸建ての評価
やっちまったよ!!一戸建ての感想
おんな漫画家、東京で家を建てる
建てた理由は不明、売った理由も不明の家 この作品の作者はエッセイ漫画家として不動の地位を築いているが、29歳から30歳にかけての時期になんと一軒家を建てている。 18歳の時に家賃2万8千円のアバートに住んで朝昼晩食パンを食べていたという人間が、土地を買いローンとはいえ一戸建てを建てるまでになったというのは、ものすごい立身出世であるなあと感心する。 しかしその家を建てることになった理由が今いちわからない。家を建てる前に住んでいたのが賃貸のマンションであればまだしも、既に購入したマンションの一室に住んでいて、立地や環境にも満足していたという伊藤。独身の一人暮らしであれば、普通は必要ないと思われる一軒家を建てるという、その思考が正直凡人には理解できなかった。 そしてその苦労して建てた家に現在は住んでいないという後日談も、まさに「やっちまった」感満載なのである。 ただその家を建てる過程をイヤミにならな...この感想を読む