トランジスタ・ティーセット 電気街路図の評価
トランジスタ・ティーセット 電気街路図についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
トランジスタ・ティーセット 電気街路図の感想
作者のこだわりが所々で光る、多属性ギャグマンガ。
機械とオタク文化とその他もろもろが入り混じったカオス漫画。この作品の第一巻の表紙には、高校生らしき美少女が何かを手に取って嬉しがっている様が映っている。それが特殊なほど、差別化が図れるというものだ。しかし、それがまさかオタクの街・『秋葉原』の裏路地のよく分からない機械の一部分だとは、読み始める前はまったくわからなかった。内容はお祖父さんから電気街の一角の店を、女子高生ながら引き継いだ『半田すず』と、その幼馴染であり、突然舞い戻ってきたときには、メイド文化を取り違えて覚えてしまった『木場みどり』の再会から始まる。よくある展開ではあるが、まぁ、とにかく他の追随を許さないほどこの漫画のカオス度は高い。秋葉原が舞台で、美少女が機会オタク。それだけでは済まされないほど、濃度の高いオタク知識が必要となる作品である。作者の異常なまでのこだわりと融和する漫画としての面白さ。この作者は、基本となる設定が...この感想を読む