太陽を盗んだ男のあらすじ・作品解説
太陽を盗んだ男は、1979年に公開された日本映画である。監督は、「青春の殺人者」の長谷川和彦。脚本は、長谷川和彦、レナード・シュナイダー。音楽は、井上堯之。出演者は、沢田研二、菅原文太、池上季実子、北村和夫。 城戸誠は中学校で理科を教えている教師である。ルックスは良いが学校ではいつも風船ガムを噛み、たまに教壇で居眠りをして生徒に体を心配される能天気さであった。ある日、学校の修学旅行でのバスの停車時に、天皇陛下に会わせろと言うバスジャック犯が乗り込んできた。城戸が男の相手をし、警察の山下警部等によって何とか生徒と無事に帰宅する。そんな教師生活の傍らで、城戸がアパートの自室で神経を擦り減らしながら作っていたのは、原子爆弾だった。原子爆弾で国家への脅迫を実行してい教師と山下警部との戦いを描いたドラマである。 沢田研二が原子爆弾を作る犯人役という独特な世界観も相まって、カルト的な人気を誇る作品である。