うる星やつら 了子の9月のお茶会のあらすじ・作品解説
「うる星やつら 了子の9月のお茶会」は、小学館の週刊少年サンデーで連載されていた、高橋留美子の大人気漫画を原作とするアニメのOVAシリーズ第1作目である。 1985年秋にファンクラブ向けに制作され、監督は「やまざきかずお」が担当した。 この作品は、「うる星やつら」シリーズの主要キャラクターである「面堂終太郎」の妹「了子」が、退屈しのぎに、お茶会を開いて秋の夜長を過ごそうと計画するところから始まる。そこで集められたのは、「ラム」や「しのぶ」をはじめとする、作品でも頻繁に登場する女性たちに、「テン」や「こたつねこ」などの子供や動物たち。そうして集まったラムたちは、過去の思い出を振り返るようにして、今までにあった出来事を語り出す。これは、アニメ版「うる星やつら」の「総集編」に、オリジナルのカットを加えた作品である。なお、主人公である「諸星あたる」や、実の兄である終太郎はお茶会に呼ばれておらず、それぞれの思い出の中でのみ登場する。