月光仮面のあらすじ・作品解説
月光仮面は、KR(現・TBS)にて1958/02/24~1958/05/24まで放送していた冒険活劇ドラマで、主人公・祝 十郎を大瀬康一が演じた。 日本初のフィルム制作による国産連続テレビドラマで、勧善懲悪のヒーロー番組の元祖としても知られており、探偵ものと時代劇を合わせた作風がその後の特撮ドラマに影響を与えている。 和製スーパーマンや鞍馬天狗を意識したスタイルで、純白のタイツを着用、真紅の裏地のマントを羽織り、シーク教徒のようなターバンを巻き、マスクとサングラスをかけ、ネーミングには人々を助ける日光菩薩をヒントにしている。 当時の子供達の圧倒的な支持を受け、風呂敷で顔を包んだりマントにしたり、おもちゃのサングラスやピストルを装着して遊ぶ姿が全国至るところでみられた。 月光仮面の正体は明かされておらず、番組のテロップでも「?」が使用されているが、最も可能性の高いのは私立探偵・祝十郎と考えられている。 十郎は、自宅兼事務所として探偵事務所を持ち、知性・運動能力が高く、松田警部の依頼を受け活動している。