秘太刀 馬の骨のあらすじ・作品解説
「秘太刀 馬の骨」は2005年8月26日から同年9月30日までNHK金曜時代劇枠で放送されたテレビドラマである。原作は藤沢周平による同名小説で、「オール讀物」に1990年から1992年にかけて連載された。 争いの火種が燻ぶる東北の小藩で、帯刀(近藤正臣)に呼び出された浅沼半十郎(段田安則)は帯刀の甥・石橋銀次郎(内野聖陽)と共に、6年前の望月家老の暗殺に関わったとされる秘太刀「馬の骨」の伝承者を探し出すように命じられる。「馬の骨」は不伝流矢野道場の先々代によって編み出されたものであり、先代時代の高弟5人のうち誰かに伝授されたと考え、立ち合いをすることで見つけようとするが、矢野道場では他流試合は禁じられていた。銀次郎は口止めすることを条件に試合を申し込む。時に手痛い傷を負いながら、銀次郎はしつこく高弟たちと立ち合いを重ねる。その中で次第に半十郎は帯刀の「馬の骨」探索にまつわる意図に疑念を持つようになる。 2006年DVD-BOXが発売された。