風の行方のあらすじ・作品解説
風の行方は、THK（東海テレビ）が制作しフジテレビ系列にて1999/09/27～12/24まで「昼ドラマ」枠で放送された全65話のテレビドラマである。 佐藤愛子の同名小説を原作に、脚本を鹿水晶子、梶本惠美（梶本恵美）らが担当、主人公・美保を坂口良子、夫・謙一を片岡弘貴、息子・吉見（鈴木藤丸）が演じている。 もともとは毎日新聞に連載された原作小説であったが、ある家族の離婚劇を鋭い視点と問題意識で描いたことが高く評価され、ドラマ化のきっかけとなった。 美保は、自動車販売業をしている夫・謙一と11歳息子・吉見、謙一の両親と5人で生活している。 平和な生活が続くと思っていたある日、突如として夫の両親の離婚がきまり、美保まで謙一から離婚をつきつけられてしまう。謙一は、会社の部下・千加（山辺有紀）と恋仲にあった。 離婚した美保はフリーランスの編集者として1人で行きてゆくことになる。また、一度に母と祖父母を失った吉見は謙一と千加との新たな生活が始まるのだが新たな生活に馴染めず、学校でいじめにもあってしまう。
