その気になるまでのあらすじ・作品解説
「その気になるまで」は1996年にTBS東芝日曜劇場で放送されたテレビドラマで、大人気ドラマ「男女7人夏物語」のスタッフが再集結して作られた作品である。続編ではないものの、「10年を経て中年になった男女」をコンセプトとし、主演も明石家さんまという「男女7人」を思い出させる内容となっている。 一流企業で働く主人公の田口賢一(明石家さんま)は人生も半ばにさしかかり、結婚・離婚を経験し人並に仕事での悩みを抱えつつも今は気ままな独身生活を謳歌している。そんな賢一は通勤電車で同じように”中年らしい”悩みを抱える男2人と出会い、意気投合して賢一の家に同居することになる。全員離婚を経験しており、「もう結婚はこりごり」と語り合いながらも今の生活に何となく物足りなさを感じていた3人だったが、ひょんなことから4人の女性と出会い、やがて恋心が芽生えていく。 中年という人生の折り返し地点で、恋に仕事にもう一度奮起して「その気になるまで」を描いたコミカルドラマである。