お嬢様と庶民のカルチャー - 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件の感想

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俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件

3.503.50
映像
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ストーリー
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キャラクター
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声優
3.00
音楽
3.00
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お嬢様と庶民のカルチャー

3.53.5
映像
3.5
ストーリー
3.0
キャラクター
3.0
声優
3.0
音楽
3.0

目次

とにかく驚く展開

題名にあるとおり、ごく普通の男子高校生がスーパーおじょう高校に拉致されて入学してしまう。しかも、とんでもないくらいのハーレムなのでホモキャラでいないとおそこを切られることなっている。男には大変かわいそうなストーリー。さらに筋肉男が好きということで入学している。でないと男には苦しい制裁を受ける。かなりコメディがまじっており、「ありえないだろ」と思う設定がその他出てくるのでそこもおもしろい。お嬢が全部の高校なので、なにもかもが金がかかりそうなものばかり。ただ、携帯使えないとか、いまどきありえないと突っ込みを入れたくなるのだが。拉致されたまたは、誘拐された男子学生もおもしろい。ハーレム状況を見たことがないので、いつもおろおろしている。かなり女性に対しては臆病である。しかし、お嬢様学校の中でも男の性格を持ち合わせている子もいるので仲良くなっているところはなんとも癒される。そのシーンがとても多く感じた。ただ、ほとんどがとんでもない金持ちなので常識が通じない。そのやるせなさと、それを理解しながらも女子学生たちに教える姿には心地よいシーンが多い。ただ、このアニメに文句をいうならばヒロインが多すぎることだ。一人、または二人にすべき。でないとハーレムなのは分かるが、主要人物が分からない。キャラクターがつかみが悪くなってします。そこはストーリーの分かりやすさがカバーしているが、キャラクターの性格デザインをもっとよくすればこのアニメはさらにおもしろくなるだろう。

「しょみんぶ」という言葉はこのアニメ独特の言葉だろう。やっていることもアニメにはとうていならないような内容ばかりだ。ごく普通の生活がアニメではおもしろいとキャラクターが感じているだけなのだ。カップラーメンをただ食べるだけで尺がうまっているのはなんとも不思議だ。しかしながら、このアニメではスーパー金持ち学校なのでとてもびっくりする展開になっている。そのようなおどろきシーンを見て視聴者は楽しみを見出すしかない。自分がスーパー金持ちになった気分の視点で見ているとなにもかもに喜びを感じられるかもしれないが違和感は残るだろう。

女子高生というブランドとファッションの考察

最近になってJKブランドという言葉を聞くようになった。このことは明治以降、「高等女学校」という「女学生」というモラトリアム的カテゴリが出現したことに関係している。その誕生の結果によって女学生をターゲットとした「少女雑誌」が刊行され、それは「少女期に適した文学・服装・精神」を示した。また、読書コミュニティた誕生してきたことによって。子供でも大人でもない「少女」というカテゴリが誕生した。現代の日本でも大人の女性とは呼ばれずに女子学生の一部として女子学生の一部として「女子大生」というくくりで雑誌などのとりあげられている。例えば流行を重要視しているJJ(光文社)がある。この雑誌では大学生になってファッションに対して苦手意識を持っている人、ファッションに対して初心者の人たちを中心に扱っている。この雑誌から今の女子大生がどのような服装をしているのか分かる。次にSEDA(日之出出版)はストリート系と呼ばれる今時女子大生のファッションを宣伝している。ストリート系とはアメリカの若い層の影響を受けたものである。だぼだぼな服装を特徴としている。

これらの例から分かることは女性学生という身分から、いろいろな形とその人がなりたい姿のイメージが今の女子大生のファッションの現れ方だと思う。さまざまなコディネート方法で特徴を出している。それは男性に比べれば多種多様であろうといえる。大人というイメージにあった服装や逆に実年齢より若く見えるコーディネートも可能になっている。さらに女性には「季節感」を出せるような四季折々に合った色を前面に出した服装が売られている。そこから自分で考え、表現できる自由をもっている。

このアニメから「女子高生」と「女子大生」、それぞれのカテゴリ作り上げて、できあがった服装を見ることができる。ただ、お嬢様高校なのでファッションの多様ではない。ただ、お嬢様というブランドを感じることができる。

アニメ世界の出版業界を感じて

私は出版会社がいろいろな国のファッションを影響を受け続けていることで、女性のコーディネートも時代につれて変化し続けていると考える。そこには文化や流行、ファッションショーの影響も含まれる。そこでいえるのはファッションがの流行自体、出版業者に雇われているデザイナーが形作っていると考えられる。有名な女性モデルであれば真似する人もいるでしょう。それは個性と流行を考えた結果の表れといえます。現代の日本で女性はファッションというものを通して、個性を主張することが許されたことから今の社会のファッションの流行をメディアを媒体にして作られている。

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