こまねこのクリスマスを見て思う、こまねこの両親は実在するのかどうか考察 - こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~の感想

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こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~

4.004.00
映像
5.00
ストーリー
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キャラクター
5.00
声優
4.50
音楽
4.50
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こまねこのクリスマスを見て思う、こまねこの両親は実在するのかどうか考察

4.04.0
映像
5.0
ストーリー
4.5
キャラクター
5.0
声優
4.5
音楽
4.5

目次

まったりコマ撮り動画、こまねこが待望のDVD化!

動画サイトでもお馴染みのコマ撮り動画、こまねこがDVDとなって帰ってきました!

前回発売されたDVDとは違い、本編20分、特典映像約60分という内容となっており、こまねこの裏側まであますところなく見ることができてしまうというファン必携の作品です。

内容としては、おなじみのこまねこがクリスマスをゆるく大冒険するといういつもの流れなのですが、ぼんやり理解していたこまねこの家族構成などがわかったり、こまねこの性別が女の子だと今更ながらに気がついたりと、発見や驚きもおおい映像作品でした。

こまねこのパパとママは本当にいるのか

動画サイトなどで公開されている作品を見ていてわかることは、こまねこはおじいちゃんと二人暮らしであるということです。

映画監督であるおじいちゃんに影響されてか、こまねこもまた屋根裏にある自分の部屋で日夜ラブストーリーをコマ撮りアニメーションで作ろうとしています。

今まで、こまねこはてっきりおじいちゃんと二人暮らしであり、両親という概念は存在しないものだと思っていたのですが、この作品で明確に「パパとママは遠くにいる」ということがわかりました。

つまり、こまねこは何らかの理由で一緒にいられないパパとママのかわりにおじいちゃんに育ててもらっているというわけなのですね。

折角のクリスマス、やっと会えると思っていたパパとママは来ることができないといい、こまねこに早めのクリスマスプレゼントを送ってきました。

言葉のない作品だけに、こまねこの喜びと落ち込みがダイレクトに伝わってくるシーンです。

お話の最後、こまねこが両親に出会える一枚絵が挿入されていますが、私はこまねこの両親はもういないのではないかと考えています。

あの最後の絵は、おじいちゃんの想像するこまねこへ送るラストシーンなのではないかと考えてしまうのです。

不思議な二体のぬいぐるみ

ももいろちゃんとはいいろくんという名前の、こまねこが自作したぬいぐるみには命が宿っているような描写があります。

こまねこが眠ってしまったり、意識をぬいぐるみに集中していない時、このぬいぐるみはしっかりと動き回ります。

この二体は仲睦まじく、こまねこが撮ろうとしているラブロマンス通りの性格をした心優しいぬいぐるみです。

でも本当に、このぬいぐるみが動いているのでしょうか。

私は違うと思います、恐らくこれはこまねこからみた世界での話なのです。

ぬいぐるみが、起きた時と違う位置にあった時、こどもは勝手にぬいぐるみが動いたんだ、と想像します。

こまねこもそういった想像を膨らませ、その結果がこのアニメーションなのではないでしょうか。

二体のぬいぐるみはいつでも仲睦まじく、お互いを愛し、こまねこを大切にします。

どこか、こまねこが恋しいと思っている両親に姿が重なるのは気のせいでしょうか。

考えすぎかも?こまねこについて、総評

こまねこの両親について考察してしまいましたが、深く考えすぎという可能性の方が高いでしょう。

何も考えずに見たほうが、こまねこはダイレクトに楽しめる気がします。

コマ撮りアニメーションとしては今までみた作品の中でも類を見ない完成度のものです。

言葉のないこまねこは、何よりも雄弁にその動きや表情で意思を語ります。

ぜひこれからも続編がみたいと思ったため、今回は全体的に高評価をつけさせていただきました。

唯一気になるマイナス点は、本編の短さです。

特典映像は60分超ありましたが、本編映像は20分程度、次回はぜひ本編と特典の時間が反対と鳴ってくれないかなと思いつつ、こまねこの今後の発展を祈り評価を終了させていただきます。

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