青春探偵ハルヤを見ての感想 - 青春探偵ハルヤ 大人の悪を許さない!の感想

ほっとけない性格で優しさ溢れるハルヤ

ハルヤの元には次々と難事件が舞い込んで来て、貧乏学生のハルヤは報酬目的で事件を解決していきますが、きっともともと困っている人をほっとけない、正義感の強い人物なんだろうな、と見てて思います。そうでなければ自分の身を危険に晒してまで自分に関係の無い事件を毎回解決してあげたりはしないですもんね。報酬があるなら、といつも事件解決の仕事を引き受けますが、他人のために必死に解決していく姿はとてもかっこよく、心優しい人なんだということがよく伝わってきます。

年の離れた妹、楓花に対しても、電話のシーンなど優しさが溢れてて本当に素敵ですよね。あんなかっこよくて優しいお兄ちゃん、わたしも欲しかった。。きっと自慢のお兄ちゃんでしょうね〜。妹の楓花は習い事もたくさんしていてかなりいいとこのお嬢さま！みたいな育ち方をしているのに、それに対してご飯を食べることさえ一苦労の貧乏学生ハルヤ...。普通であれば親にも文句を言うし、あまりにも扱いに差がありすぎる妹にあそこまで優しく出来るでしょうか...？よっぽど楓花のことが可愛いんでしょうね。そしてハルヤ、優しすぎです。ここまで優しいハルヤですが、ドラマの中では、優しいだけじゃなくクールな面も多々あるのが良いギャップになっていてとてもキュンキュンしました。玉森くんはツンとしたクールな役もとても似合いますね。だから学校でも人気者だったんでしょうね！本当に素敵な役でした。

ハルヤの両親は妹にばかり愛情を注ぎすぎ

ハルヤはかなりの貧乏学生でかなり苦労していますが、ハルヤの両親は、ハルヤと妹の楓花へのお金のかけ方に差がありすぎじゃないですか？ハルヤがすでに社会人で働いているならまだしも、大学生なんですから、いくら娘が可愛いとはいえ、ハルヤにももう少し不自由のないようにお金をかけてあげて欲しいですよね...。ご飯もろくに食べられないなんてあまりにも可哀想過ぎます！なぜそんなにも差をつけられてしまったのか、とても気になるところです。いくら娘が可愛くてそちらお金をかけたいからと言っても、ハルヤだって可愛い息子でしょうからね...、いくらなんでも息子がかなりの貧乏生活を送っていてご飯もろくに食べられていないと知っていればさすがに仕送りくらいしそうですけどね。それか、ハルヤが妹の楓花にたくさんお金をかけて欲しいから、あえて親には黙っているとか？だとしたらハルヤはどれだけ楓花のこと溺愛してて優しい兄なんだ！！と思いますね。それほどまでに妹想いのお兄ちゃん、実際にいるのかなぁ...。あそこまで貧乏学生だと学費とかどうしてるのかな？と思いますが、さすがにそこは親が払っているんですかね？じゃなきゃ、本当に親から放置されすぎですよね。。ドラマの中ではそこまで重要視される部分でなかったのかも知れませんが、個人的にはすごく気になってしまいました。

磯部さんの恋もかなりの青春もの

青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない！〜は、タイトルの通り大学生活の中で巻き起こる青春ストーリーとなっていますが、アラバマのママ、静江に恋する磯部さんの恋もかなりの青春ものだな、と思います。いい歳なのにどこか女々しく、顔はわりと男らしいのになかなか静江に思いを伝えられないのは、見てて毎回むずむずします。ただ、静江への強い思いはものすごく伝わってくるので、ついついテレビに向かって「磯部さん、頑張って！」と応援したくなっちゃうんですよね。第10話で静江に別れた旦那がいたということを知り、「静ちゃんの別れた旦那ぁぁ〜？！！」と卒倒してしまう辺りも、純粋すぎて可愛く思えちゃいます。普段、自ら率先して行動せず危ないことには足を踏み入れないような少し気弱な磯部さんですが、静江のこととなると自分の身を危険に晒してまで静江のことを守ろうとしますよね。そんなにまで好かれている静江のことがとても羨ましくなります。なかなか思いも伝えられず、女々しいなぁ！もっと男らしく頑張れ！！ってずっと思ってましたが、やっとカッコイイ姿が見れて見直しました。それでこそ男！！ですよね。上條コーポレーションに1人で乗り込んでいく姿も、とっても素敵でしたとドラマ的に、主人公の2人であるハルヤと美羽が恋してドラマが展開していく、というのはよくありがちですが、その一方でその２人？！という磯部さんの静江に対する恋のストーリーもどんどん展開していくのが見てて面白かったです。ハルヤたちにアドバイスされる磯部さんも、なんだか一足遅れた青春を過ごしてるってゆう感じで良かったです。自分のために一生懸命になってくれる磯部さんの姿に、静江は気付かないうちにどんどん惹かれて行っていたと思います。その後、きっとこの2人はやっと思いが通じ合って幸せになったんだろうなぁ。最後はほっこりする終わり方でとても暖かい気持ちになりました。